米海軍横須賀基地司令部池子支所(逗子市池子1)が6月28日、逗子海岸でビーチクリーンアップ活動を行った。
マリンボックス100の小林太樹社長がごみ収集をサポートした重機と共に記念撮影
同支所が行うボランティア活動。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり3年ぶりの活動となった。
当日は、米海軍横須賀基地に勤める隊員や関係者ら約50人が9時30分に東浜に集合。海藻や木切れなどの自然物は拾わないなどの説明を受け、西浜に向けて歩きながら、ごみ袋を手に約2時間、清掃を行った。
透明なクラゲを拾い上げ、ごみと勘違いして袋に入れようとする隊員に日本人スタッフが英語で「ゼリーフィッシュ」と説明すると、不思議そうな顔を見せる場面もあった。2日間にわたり風の強い日が続いたこともあってか細かいごみが大量に打ち上がった場所では、座り込んで分別している人もいた。
毎月第1日曜にビーチクリーンを開催しているマリンボックス100の小林太樹社長は活動を知り、急きょ、ごみ拾いの道具を提供し、重機でごみ収集をサポートした。「基地の人と市民がこういう交流を自然にできるといい」と笑顔を見せた。
同支所のキング支所長は「クリーンアップは逗子への地域貢献と隊員が環境問題を学ぶ機会になることから続けている」と話す。「毎年、米軍基地としても逗子市と一緒に海岸パトロールして、隊員・関係者らに海のルールを理解してもらおうと基地内でも呼びかけている。今年の夏は海岸がにぎわって、みんなで楽しめたら」とも。