神奈川県下に12店舗を持つ創業116年のスーパースズキヤ(逗子市逗子6)が、7月2日の半夏生(はんげしょう)に向けて、地元小坪産のタコを使用した商品「たこ焼き用の地だこ」と「逗子産 地だことあかもく 小坪めしの素」の販売を始めた。
「たこ焼き用の地だこ」と「逗子産 地だことあかもく 小坪めしの素」を製造するためのタコを獲る(写真左)座間太一さん
半夏生に向けてのタコの販売は20~30年前から取り組んでいるが、地元業者とコラボして同商品を販売するのは2年目。昨年、早々に完売したために、今年も企画したという。同スーパーは地元小坪漁港で水揚げされた魚を直接買い付け、鮮度が良いまま店頭で提供している。
同商品を開発・製造した合同会社こつぼ(逗子市小坪4)は小坪漁港で水揚げされた水産物で新商品の開発を目指すために昨年、設立。代表の一人、座間太一さんは、レストランのオーナーシェフでもあり、漁師。もともとタコは通年捕っている。同商品用に4日間集中的に水揚げし、加工する直前まで生かし、鮮度を保ったまま製造するという一連の作業を行った。
座間さんは「逗子はタコの餌となる伊勢エビなど豊富な座礁が多いので、昔から味わい深いタコが捕れる。その味と食感を損なわないよう加工した。『小坪めしの素』は調味料やタコの持つ水分量にもこだわり、2合用にした。水加減をきっちり守って電気釜で炊いてもらえればふっくらとしたタコを食べてもらえる」と話す。「たこ焼き用の地だこ」は半生加工が特長。
価格は、「たこ焼き用の地だこ」=950円、「逗子産 地だことあかもく 小坪めしの素」=1,058円。数量限定のため、無くなり次第販売終了。