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葉山にキャンピングカー・レンタル「箱庭」 友人の画家が協力

レンタルキャンピングカー内で、代表の櫻井謙さんと画家の本間亮次さん。展示の絵は、本間さんの作品

レンタルキャンピングカー内で、代表の櫻井謙さんと画家の本間亮次さん。展示の絵は、本間さんの作品

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 葉山町一色に6月1日、キャンピングカー・レンタル業「箱庭」(TEL 046-875-8742)がオープンした。

京急新逗子駅近くに設置してあるキャンピングカー。電話で連絡を取ると、車内を見ることも可能

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 葉山育ちの櫻井謙さんは、小さいころから遊んできた地元で何かしたい、できれば宿泊業を営み葉山や逗子を楽しんでほしいと考えていたという。1年ほど前、県立逗子高校時代の同級生だった画家の本間亮次さんと話すなかで、キャンピングカーをレンタルすることでその思いが実現すると判断し、準備を始めた。

 櫻井さんは「私たちの仕事はキャンピングカーを貸すというだけでなく、空間を創造すること。車内に飾った本間の絵の存在が空間を変える力を持っている」と話す。

 逗子にアトリエを持つ本間さんは大学卒業後、スペインに滞在し、毎日路上で絵を描き、画家になることを決意。帰国後、洋画家の故・山川茂さんに師事し、2012年独立。「日本清興美術協会展」評論家賞などを受賞している。「画家になっても絵を描くだけで食べていける人は少ない。絵の仕事ができている私たちが絵を生かせる場所を探し、新しいマーケットを作る必要があると考えていたので、その考えが櫻井と一致した」と本間さん。

  本間さんのイラストでラッピングされた2台のキャンピングカー(クレソンボヤージュ)は、交通の便のいい京急新逗子駅近くに設置。自家用車で来て、乗り換えて利用することも可能。乗車定員7人、就寝定員6人。料金は、オフシーズン平日24時間=1万6,000円、土曜・日曜・祝日24時間=2万5,000円。年末年始やゴールデンウイークなどのハイシーズンは24時間=3万円。長期割もある。

 外出先で空間を楽しむために、スクリーンやプロジェクター、ハンモック、タープセットなどもレンタルする。

 櫻井さんは「今後は、お薦めのドライブコースやキャンピングカーで泊まって楽しめる場所も提案していきたい。地元の他業種の方々ともコラボして新しい可能性を見つけていきたい」と話す。

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