3月に始動した逗子市の若者による団体「ZZZ(ゼット)」らが5月21日、「逗子フェアトレードフォーラム2022~子ども・若者×サステナブルなまちづくり~」を逗子文化プラザ交流センターとさざなみホール(逗子市逗子4)で開催する。
「逗子フェアトレードフォーラム2022~子ども・若者×サステナブルなまちづくり~」の案内
「ZZZ」は逗子在住で環境問題や気候変動について関心のある10代が、逗子・Z世代・ゼロエミッションの頭文字Zから名前を付け立ち上げた環境保護団体。
メンバーの磯野アサさんは「逗子フェアトレードタウンの会」の活動を通して環境に関心を持つようになったという。「自然環境に恵まれた逗子だが、気候非常事態宣言やゼロカーボンシティーに向けての取り組みが遅れていることにショックを受けた」と話し、「私たちの未来を大人に任せるのではなく、自分たちが行動していかないといけないと思い、同世代に呼びかけた」と続ける。
当初集まったメンバー4人は、本やネットで情報を集め、学び合い、3月に行われた逗子市議選の際は立候補者に「逗子市の気候変動対策について」のアンケートを実施した。磯野さんは「本気で逗子の未来をつくる人として環境問題について具体的な政策を考えてほしいと思った」と話す。
フォーラムの第1部は市民交流センターで、「未来を語るタイムアタック」と題してメンバーそれぞれが思いを話す。山永絵里香さんは大学で専攻している教育問題を交えながら、磯野さんはエシカルな取り組みについて話す予定。土屋裕翔さんは「環境問題について関心はあるが、どうやって関わればいいのか分からない人にとって、フォーラムはきっかけになるはず」と期待を込める。
第2部は、逗子文化プラザさざなみホールで映画「グレタ ひとりぼっちの挑戦」を上映。その後、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが始めたFFF(Fridays For Future)横浜代表の川崎彩子さんとZZZメンバーがトークセッションをする。
磯野さんは「活動をしていくために仲間が増えたらいいなと思っている。関心がある10代20代の皆さんに参加してもらえたら」と呼びかける。
第1部の開催時間は13時~17時。参加無料、申し込み不要。第2部は18時45分~21時。参加費は500円で、逗子市ホームページから申し込みが必要。