逗子の食品企画販売「Z's（ゼーエス） Community Project」（逗子市逗子1、TEL 090-7181-1785）がチョコレートのクグロフ仕立ての酒かすケーキ「北雪（ほくせつ） 艶（えん） ENN」の販売を2月4日、始めた。

森戸海岸から見える日没後の富士山に見立てたクグロフ

　商品をプロデュースしたのは葉山在住の村上理恵さん。逗子葉山が好きな2人の仲間と、「地域の特徴を生かした食品を作って地域を盛り上げていきたい」と2018（平成30）年に起業した。

　最初の商品は、村上さんが逗子で営んでいたカフェバー キトリで品質や味の良さを知っていた佐渡の北雪酒造の酒かすと生まれ育った葉山の石井養蜂園のオーガニック蜂蜜を使った「濃蜜酒粕（かす）ケーキ」。「北雪酒造が純米大吟醸を抽出するために使う遠心分離機で採れるクリーミーな酒かすは泡のようで、蜂蜜と合わせたらお酒が苦手な人や子どもでも食べられる味になった」と村上さん。

　2つ目の商品となった「北雪　艶　ENN」について村上さんは「昨年の秋、犬の散歩コースとなっている森戸神社の辺りから見た富士山にこれだと思った。日没後の黒い富士山がクグロフを連想させてくれた」と笑顔を見せる。製造も葉山の菓子工房に依頼でき、バレンタインに向けて準備が整った。

　「商品にするまでに人の縁がとても大切だと感じたので、ENN（えん）という名前にし、ケーキの艶ややかなしっとりとした味わいから『艶』という漢字を当てた。良縁を願って、商品を持って縁結びの神様ともいわれる森戸神社に参拝もする」と村上さん。

　「北雪 艶 ENN」3個、「濃密酒粕ケーキ」3個のセットで、価格は3.800円（送料別）。電話、ホームページから申し込む。