逗子市商工会青年部員が1月30日、団地「アーデンヒル」(逗子市沼間)内にある公園のベンチ修復作業、側溝掃除を行った。
アーデンヒルやまびこ公園の入り口から下り坂にある側溝約30メートルを清掃
同部が本年度掲げた「公園クリーンアッププロジェクト」の一環で、昨年11月に行った1回目に続いてアーデンヒル中央公園のベンチ修復、花の森公園の側溝掃除、やまびこ公園の砂場の整備と側溝掃除を行った。
座れないほど朽ちていたベンチは解体して新しい木材で復元し、ニスとペンキを塗って完成させた。大工など建築工事を本業とする部員たちが飲食や福祉、IT関連など工具を持ったことのない部員に手ほどきをし、11基をよみがえらせ、修復年月日を入れたプレートを取り付けた。
同プロジェクトを担当した八木野太郎さんは「8年ほど前から市内の公園整備をしたいと思って市にも働き掛けていた。やっと青年部の仲間と手掛けられてうれしい。他の公園でも続けていけたら」と笑顔を見せる。
一緒にプロジェクトを企画した小沢栄介さんは「側溝には固まった土がパンパンに詰まり、ほとんど機能していないような状況だった。住民の方が掃除をしようにも手に負えずにいるとのことだったので、なんとかやってみようということになった。太い根っこなども生えてしまい、40代の男性部員たちでもかなり苦戦したが、水も流れるようになった」と話す。「『今できること』をスローガンに、その都度できることを柔軟にやっていこうと活動してきた。少しでも町が元気になれば」とも。
3回目は久木大池公園の整備を予定しているという。