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「てんでんこ逗葉」が「おうちdeぼうさい」 小学生がオンラインで防災学ぶ

葉山にある玉蔵院の1室から配信する「てんでんこ逗葉」代表の本多法仁さん

葉山にある玉蔵院の1室から配信する「てんでんこ逗葉」代表の本多法仁さん

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 逗子市と葉山町の有志による団体「てんでんこ逗葉(ずよう)」が1月15日、オンライン配信アプリZoom(ズーム)を利用してイベント「おうちdeぼうさい」を開催した。

新聞紙でのスリッパ作りを説明

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 逗子・葉山の子どもたちに「自分で判断して行動しよう」という防災意識を持ってもらいたいと2019年から活動している同団体。「てんでんこ」は岩手県沿岸部に伝わる「津波てんでんこ」という言葉から取った。「津波がきたらてんでんばらばらに逃げて命を守る」という意味だという。「てんでんこ金沢」(横浜市)や葉山災害ボランティアネットワークも同団体に協力している。

 被災地訪問やデイキャンプを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下となり、開催できる方法を考えて昨年2月、「おうちdeぼうさい~コロナ禍のいま、大きな災害が起こったら~」を開催。今回はその2回目になる。

 代表の本多法仁さんは「オンラインだからこそ出来る『おうちでの防災』をテーマにして行ってみたら、自宅だからこそ家の中で確認できることも多くて有意義だった。そこで今回もオンラインという方法にした」と話し、参加した小学生たちに消火器やブレーカーが家のどこにあるかを保護者と一緒に確認してもらった。

 メンバーもそれぞれ自宅から参加し、新聞紙でスリッパを、大きなビニール袋で防寒着を、それぞれ作ったり、災害用伝言ダイヤル171の伝言を実際に聞いてみたりという説明を交代で伝えた。クイズ形式にしたり音楽を使ったりして関心を持たせ、予定した60分間を小学生たちは最後まで熱心に参加した。

 町から寺が一時避難所に指定されたことがきっかけで活動を始めた本多さんは「こういう機会に非常用持ち出し袋の中身を見直したり、家族で防災について話したりしてほしい。そして地域で災害があった時は助けられる側でなく、助ける側になれるよう防災の意識を持っていてもらいたい。私たちメンバーも企画しながらお互いに学んでいる」とまとめた。

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