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逗子で活動する「FUJIO PROJECT」に「スポーツ振興賞 観光庁長官賞」

東京ビッグサイトで行われた表彰式に出席した「FUJIO PROJECT」代表の宮地藤雄さん(提供=宮地藤雄さん)

東京ビッグサイトで行われた表彰式に出席した「FUJIO PROJECT」代表の宮地藤雄さん(提供=宮地藤雄さん)

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 逗子を拠点に活動する団体「FUJIO PROJECT」(逗子市久木3)が12月1日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第9回スポーツ振興賞 観光庁長官賞」受賞の表彰を受けた。

表彰式会場に掲示された活動紹介パネル(提供=宮地藤雄さん)

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 スポーツ健康産業団体連合会(東京都港区)と日本スポーツツーリズム推進機構(東京都千代田区)がスポーツや障がい者スポーツを通じて健康づくりをし、ツーリズムや地域振興(まちづくり)などに大きく貢献した団体や企業を顕彰する同賞。今年35件の応募があった。

 活動を始めて5年になる「FUJIO PROJECT」は「ジュニアトレイルラン」や「逗子ジュニアトレラン部」、遊ぶ場所は自分たちで保全するという心を育むための「ZUSHI TRAIL WORKS」などを企画・運営している。同賞へは「子どもから大人まで楽しめるご当地スポーツとしてのトレイルランニング~環境教育との融合を通じた持続可能なアウトドアスポーツ普及への取り組み~」という内容で応募した。

 この日行われた表彰式には同団体代表の宮地藤雄さんが出席した。選考委員は講評で、「アウトドアスポーツの普及とともに、ジュニア教育を通してのマナーの向上や親子での参加を通じての環境保全の啓発など、その地道な活動は大いに評価できる」「関東を中心に10地域まで活動を広げ、その地域での観光や宿泊の効果が期待できる」と取り組みを評価した。

 授賞式を終え、宮地さんは「スポーツ競技を楽しむだけではなく、マナーの啓発や環境教育活動をしっかりと行っていることも地域の人たちに理解してもらえることが大事だと思っている。大会を開催して盛り上がっておしまいという一過性のイベントではなく、10年後20年後も活動を続けられるにはどうしたらいいかを考えて、子どもたちに自分たちが活動するフィールドを整備することやあいさつの大切などを教えている。特に逗子は津波の際に山道を整備しておくことが必要。防災の面からも関心を持ってくれる地域の方が増えたら」と話す。

 2022年は1月16日「YOKOSUKA Jr TRAILRUN&駅伝 in 田浦梅の里」、1月30日「大楠山ミニマウンテンマラソン」、4月10日「KANAGAWA Jr TRAILRUN in 逗子・神武寺」と予定されている。大会前後にはフィールド整備も行われる。

 宮地さんは「観光庁長官賞という行政の関わる全国的な賞に認めていただき、多くの人に知っていただく機会になった。ただ、これを機に活動を大きくしていくというよりはトレイルランニングを継続的に地域で続けていかれるようにしたい」と意気込む。

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