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逗子在住の坂元亮介さん映画「189」出演 児童虐待対応ダイヤル覚えて

(左から)映画「189」の加門幾生監督、吉野浩エグゼクティブプロデューサー、俳優・坂元亮介さん

(左から)映画「189」の加門幾生監督、吉野浩エグゼクティブプロデューサー、俳優・坂元亮介さん

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 逗子在住の俳優、坂元亮介さんが12月3日に全国公開が始まった映画「189」を見て、タイトルとなった児童相談所虐待対応ダイヤル189の番号を覚えてほしいと地域を回って呼び掛けている。

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 年々増加する児童虐待をテーマに、実在の事件から着想を得て問題解決の一途を担えればと製作された同映画は児童相談所虐待対策班の所員を中心に物語が構成されている。189は「いちはやく」とルビが振られ、映画のチラシなどには「助けを求めている子どもがいたらいち早く通報するだけで虐待を防止できるかもしれない」と紹介されている。

 坂元さんはその所長役として出演。「相談所の対応に落ち度があり、責任を取って謝罪会見をする役。映画に関わるまでこの番号は知らなかった。この番号を『110』や『119』のように皆さんに知ってもらえたら」と話し、地元の商店街やイベント、学校などを回ってポスターの掲示などをお願いしている。

 逗子生まれ逗子育ちの坂元さんは親がJR逗子駅そばにあった「阪本印刷所」を経営していた。近くの日本舞踊、若柳流の稽古場に5歳から通い、17歳で当時最年少の師範名取に。その後、芸能界入りして、舞台のほか、NHK大河ドラマやたのきんトリオ(田原俊彦さん・近藤真彦さん・野村義男さん)主演の学園ドラマ「ただいま放課後」など数多くの作品に出演。「フランスで初めて放送された戦隊もの『超電子バイオマン』ではレッドワン役。そのおかげで仏で開催された『ジャパン・エキスポ』に出演した際は26万人もの観客に囲まれた。今回はそのヒーローになったつもりで弱い立場にある子どもたちを救いたいと思った。これまで支えてきてくれた地元への恩返しになれば」と坂元さん。

 神奈川県内では「イオンシネマみなとみらい」や「横須賀HUMAX」など5館で今月9日まで上映予定。

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