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東逗子ふれあい広場で有料野外ライブ 「目で見て分かる」感染対策で

JR東逗子駅ホーム沿いにある東逗子ふれあい広場で有料野外ライブ。席も間を空けて

JR東逗子駅ホーム沿いにある東逗子ふれあい広場で有料野外ライブ。席も間を空けて

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 JR東逗子駅隣の東逗子ふれあい広場(逗子市沼間1)で11月13日、「Y's music Concert(ワイズミュージックコンサート)」5回シリーズの初日、「Ensemble SIGNAL(アンサンブル シグナル)」ライブが行われた。

(左から)町屋雄三さんと東風平高根さん。広場前の看板が目印

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 同広場は車も人も通行する道路に面し、朝市やクリスマス・イルミネーションイベントなどが行われ、通常は無料開放されているスペースだが、同コンサートは道路側に幕を張り、入場制限をするという初めての有料イベントとして行われた。

 主催者の1人、「ワイズ音楽出版」社長の町屋雄三さんは「コロナ禍でもリアルなコンサートができないか考えてきた。昨年、うちのスタジオからミュージシャンの皆さんの音楽生番組の配信を始めていたので、うちだったら感染状況によっては配信に切り替え、中止にさせることなく準備できると考えて、文化庁の『コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業』に応募し、採択してもらえた。音楽で町を元気にすることがミッション」と話す。

 地元逗子・葉山にゆかりのあるプロアーティストを招き、県境を越えずに集客し、目で見て分かる感染対策を施し、安心して参加してもらおうという。観客席は2メートル四方に1席で定員は50席。飲食の出店も接触を伴うチケットの発行もせず、アーティストのCD販売などもしない。

 オープニングを飾った県立逗子高校出身の3人組「Ensemble SIGNAL」(フルート・クラリネット・ピアノ)はオリジナルアレンジ「エレクトリカルパレード」で演奏スタート。「野外コンサート日和となった快晴の下、慣れ親しんだ土地で演奏できてうれしい。明るいにぎやかなステージにしたかった」と笑顔で話す。

 今後の出演は20日、沖縄出身・逗子在住の東風平高根、21日、逗子市出身・逗子市広報大使の山田姉妹、23日、葉山町出身・わたなべだいすけ(D.W.ニコルズ)。12月12日は「OKINAWA FES at 東風平高根with エイサー」(逗子文化プラザさざなみホール)。

 東風平さんは「逗子でイベントができなくなって約2年。地域で仲間と一緒に音楽を発信できることがうれしい。こんな状況でもライブができることを伝えたい」と力を込める。

 開演時間は、1ステージ=12時、2ステージ=14時30分。12月12日は18時。入場料は、一般=1,000円、小学生以下=500円、オンライン視聴=1,000円。12日は、一般=2,000円、小学生以下=1,000円。完全予約制。

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