池子の森自然公園(逗子市池子)を拠点に11月3日、「池子の森マラソン」が初開催された。
逗子市スポーツ協会の創立70周年記念事業の一環。当日は快晴の下、3キロの部47人、5キロの部155人の高校生から80代のランナーが参加した。
トラックをスタート後、3キロの部は自然公園の緑地エリア内を回って1往復、5キロの部は、2.5キロを2往復する高低差のあるコース。地元・逗子開成学園高校をはじめ、近隣の高校・大学の陸上部員も参加したハイペースのレースとなった。5キロ男子の部で優勝した大学陸上部員の記録は15分6秒。3キロ男子の部は高校陸上部員で9分10秒だった。
「初回の大会なので、名前を刻みたいが、学生と一緒だから難しいかな」と入賞を狙う40歳代男性や「夫の練習に付き合っていたので今回初めて挑戦する」という30代女性など、それぞれが思いを胸に走った。
新型コロナウイルス感染対策として規模を縮小したため、大会に向けチラシやポスターは作成せず、会場の出店も禁止、開会式や閉会式は行わなかった。参加ランナーには記念品としてボールペンを進呈した。大会を終え、ランナーたちは「久しぶりに大会に参加できて気持ちよかった」「やっぱり仲間と走れて楽しい」などと笑顔を見せていた。
同協会職員の鈴木雅人さんは「今回の参加資格は高校生以上としたが、少しずつ枠を広げ、規模を大きくしていきたい。会場の隣り、池子米軍住宅に住む皆さんも参加してもらえたら」と今後の開催に向け意欲を見せる。
同協会ホームページに大会の様子が動画で掲載されている。