見る・遊ぶ

逗子でトレイルシンポジウム 「アウトドアスポーツ×地域貢献」テーマに

青空の下でパネルトーク「トレイルの抱える課題と可能性」に聞き入る参加者

青空の下でパネルトーク「トレイルの抱える課題と可能性」に聞き入る参加者

  • 110

  •  

 逗子のフェスティバルパーク(逗子市逗子4)で10月10日、「逗子トレイルシンポジウム」が行われた。

活動の様子を展示

[広告]

 主催は逗子に拠点を置き、三浦半島を中心に活動している「FUJIO PROJECT」「三浦半島マウンテンバイクプロジェクト」「逗子トレイルランニング協会」。今年で2回目の開催となる同シンポジウムは、「アウトドアスポーツ×地域貢献」をテーマに、それぞれの活動の紹介を通してアウトドアスポーツの魅力の発信とともに、ハイキングコースでの整備活動や利用の実態を多くの人に知ってもらおうと企画された。

 会場では、トレイルランニング関連のウエアやグッズのショップが並び、マウンテンバイクが試乗できる企画やグッズ販売、ワラーチ・ワークショップ、トレイルランビギナー講習なども行われた。「FUJIO PROJECT」代表の宮地藤雄さんは「トレイルをキーワードに横のつながりと広がりを目指した」と話す。

 当日は、開始のころ降っていた雨がやみ、昼過ぎには強い日差しの中、パネルトークが展開された。パネリストは、首都圏からの利用者も多いという奥武蔵野のMTB友の会(飯能市)副会長の北澤肯さん、「マウンテンバイカーズ白書」をまとめた国立研究開発法人森林総合研究所関西支所(京都市)主任研究員の平野悠一郎さん、チャレンジアスリートファンデーション(葉山町)理事として葉山で活動する石岡実成さん、三浦半島マウンテンバイククラブ代表の山崎信哉さん。

 大学で授業を持つ平野さんは「8年前にマウンテンバイカーだという学生から、森林をフィールドワークにして地域活動をしているスポーツ団体が全国にあることを知った。みなさんは地域をつなぐノウハウを持っている、白書をまとめることでその課題と可能性が見えてきた」と話す。

 主催者の一人でもある山崎さんは「三浦半島の山は地権者が入り組んで手入れがしにくく、急坂も多く、トレイルもマウンテンバイクも初心者にハードルが高い。これからの若い世代にも親しんでもらうために整備活動を行い、看板を作って環境を整えていきたい」と力を込める。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース