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葉山在住の中学生・高校生セーラーがワールドユースへ 町長へ決意表明

葉山町役場で山梨町長に優勝を報告する上田凛花さん、青山知央さん、葉山町セーリング協会長の井上義明さん

葉山町役場で山梨町長に優勝を報告する上田凛花さん、青山知央さん、葉山町セーリング協会長の井上義明さん

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 葉山町セーリング協会所属の青山知央さんと上田凛花さんが9月6日、葉山町役場を訪れ、「Youth Sailing World Championships」に向け決意表明を行った。

葉山町在住の青山知央さん、上田凛花さん。「JOCジュニアオリンピックカップ 兼 JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ」で(提供=和歌山セーリングクラブ)

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 葉山在住で小学校3年生から同協会に所属している青山さんと上田さんは7月17日・18日、和歌山セーリングセンターで開催された「JOCジュニアオリンピックカップ 兼 JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ」ユース部門、420女子クラスで優勝した。2人は8月29日、日本セーリング連盟により12月にオマーンで開催される「Youth Sailing World Championships」への代表選手として選ばれた。

 現在高校3年生の青山さんは、中学2年の時に420級世界選手権(オーストラリア)に出場して以来、毎年世界大会の切符を獲得している実力者。昨年12月に青山選手と初めてペアを組んだばかりという現在中学2年生の上田選手は「レースでも目の前の波ばかりが気になってしまうので、気がついたら青山さんが順位を上げてくれていたことが分かる」と笑顔を見せる。

 青山さんは2年間ペアを組んでいた1学年上の先輩と昨年も世界大会出場を決めていたが、新型コロナウイルスの影響で大会が中止になった。「参加できなかった悔しさもあるため今回は金メダルを目指したい。週末しか海での練習ができないので平日をどう使うかが課題。平日もヨットに集中できるよう動画などを見て考え、海に出た時にそれを実践するようにしている」と青山さん。

 自らもウインドサーフィンで海外での大会出場経験のある山梨崇仁町長は、2人とヨットのかじ取りなどの専門的な話をした後、「葉山町セーリング協会の皆さんの活躍は、ヨット発祥の地、葉山町の素敵な財産だと思っている。メダルを取ってぜひ報告に来てほしい」とエールを送った。自身の経験から「英語はヨットやレースに関する単語だけは覚えていくといい。それだけで会話が楽しめる」とも。

 同席した同協会の井上義明会長は「優秀な卒業生が練習を見に来てくれるようになってから子どもたちの技術はさらに上がってきた。この2人も世界で経験したことを卒業しても伝えに来てほしい」と期待を込める。

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