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逗子の靴磨き職人、子ども靴を養護施設に寄付 引き取った不要の靴をクリーニング

引き取った靴をクリーニングする店長で靴磨き職人の渡辺力さん

引き取った靴をクリーニングする店長で靴磨き職人の渡辺力さん

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 逗子郵便局近くにあるレザーケアの店「Shoeshine Chum's Bar(シューシャイン チャムズ バー)」(逗子市逗子5)が8月18日、履かなくなった子どもの靴を引き取りクリーニングなどのメンテナンスを施してから養護施設へ寄付する取り組みを始めた。

逗子郵便局近くにあるレザーケアの店「Shoeshine Chum's Bar」

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 フランスのシューケア・レザーケアブランド「サフィール」の認定資格シューケアトレーナーの資格を持つ店長の渡辺力さん。地域の中で何かできることがあればと思う気持ちから、昨年の新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が発令した時には、出荷できなくなった農家の野菜を店頭で販売したこともある。

 「こういう時だからこそ、みんなが協力できることは協力していかないと」と言う渡辺さん。子どもの靴の寄付は「8月、知人が養護施設の後援会長になったので、何かできることはないかと尋ねたら、靴磨きを通して物の大切さを伝えてほしいと言われた。やってみたいと思ったが、コロナの感染対策もあり、今回は、施設で不足しているという靴を寄付することにした」と振り返る。

 フェイスブックに情報を掲載すると、すぐに子ども靴6足を持参した女性がいたという。渡辺さんは「捨てるほど傷んでおらず、どうしようかと迷っていた靴だと聞いた。クリーニングした靴を役立ててもらえたら」と笑顔を見せる。

 開店当時から靴のクリーニングには、箱根神社・九頭龍神社(箱根町)の湧き水「龍神水」を使っている。渡辺さんは「縁結びの水として知られているので、この水で磨いた靴が皆さんにとって縁起のいい靴になるようにとの思いを込めている。もちろん寄付する靴にもこの水を使う。譲ってくれる人とのいいご縁になるように」と話す。

 程度によっては引き取れない場合があるものの、クリーニングした靴は9月にまとめて施設に持参する予定。現在、特に中学・高校生の学生靴やローファーなどが不足しているという。

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