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逗子で「歩く」を推進する事業「てくtec逗子」 65歳以上対象に

「外出自粛で体力が落ちたと心配している方に参加してもらいたい」と逗子市社会福祉課の渡澤さん

「外出自粛で体力が落ちたと心配している方に参加してもらいたい」と逗子市社会福祉課の渡澤さん

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 逗子市では9月から運動とスポーツの習慣化促進事業「てくtec(テク)逗子」を市内在住65歳以上の希望者を対象に始める。

配布する「活動量計」(提供=タニタヘルスリンク)

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 同事業は新型コロナウイルス外出自粛の影響により低下した高齢者の活動量や体力を回復し、外出や運動を習慣化できる機会を提供することを目的とする。参加者には歩数やカロリー消費量が計測できる手のひらサイズの機器「活動量計」が渡され、毎日のデータは自分のスマートフォンやパソコンに設定する「マイページ」に自動的に記録される。参加スタート時と12月の終了時には、体組成計で体重や内臓脂肪、筋肉量など計測する。

 事業の担当者、社会福祉課の渡澤公一さんは「機器を使ってもらうことによるテクノロジーの『テク』、歩く技術を学んでもらうことによるテクニックの『テク』を掛け合わせて、事業名を付けた。コロナ禍で3密にならないよう自分のペースで1日20歩、30歩ずつでも増やしてもらえたら」と話す。新型コロナウイルスの感染状況を鑑みながら、参加者限定の健康セミナーなども予定している。

 参加者は8月22日または28日のセミナーで「活動量計」を受け取り、説明を受けた後、最初の1週間は通常の歩数を測定し、その歩数から12月末までの期間終了までに合計2000歩以上のアップを目指す。渡澤さんは「1日2000歩ではなく、3カ月で2000歩増やしましょうということ。データを計ることで、たくさん運動してもらいたいというよりは、毎日の習慣になるよう体を動かすことを意識してもらえれば」と呼び掛ける。

 希望者は逗子市役所社会福祉課の窓口で所定の申込用紙に記入して提出する。受け付けは8月16日まで。

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