暮らす・働く

逗子・小坪の漁師が東京五輪セーリング競技の海上警備務める

東京五輪セーリング競技警備のため江の島沖に向け出発する小坪の漁船

東京五輪セーリング競技警備のため江の島沖に向け出発する小坪の漁船

  • 112

  •  

 小坪漁業協同組合が7月24日~8月4日、江の島・逗子・葉山沖で開催された東京五輪セーリング競技の海上警備を担当した。

日よけに使う道具や水分など準備万端でメダルレースの海上警備に向かう小坪の漁師

[広告]

 日本オリンピック委員会から海上警備の要請が同組合にあったのは江の島周辺から長者ヶ崎間の10カ所。船の大きさによっては小坪港からレース当日に指定される目的地まで約1時間かけて向かった。組合所属の17艇は毎日交代で小坪港を出発し、レース海域にレジャーボートなどが侵入しないよう警備を行った。

 毎日警備に当たった漁師によると、1日に2回ほどはレース海域に侵入する船があり、様子を無線で海上保安庁に連絡すると水上バイクで担当者が説明・指導しに行ったという。「週末は近くでレースを観戦しようと多くの船が近くまで来ていた」と話す。

 警備は9時~18時ごろまでと長時間、海上にいる日もあったという。担当した漁師たちは「海上は海風が吹くので、日よけさえしっかり準備していけば暑さはどうにかなったが、船の上で何もすることがないことが大変だった」「競技にとっては風が吹いた方がいいが、小さな漁船は停泊ポイントから外れないよう気を配った」と話す。「オリンピックに関わることができたことは貴重な経験。ただ競技している船までは1キロほど離れているので、帆が広がれば国は判別できるがレース展開が分かるほどの近さではなかった」と日焼けした漁師。

 小坪漁業協同組合職員は「毎日、全員が港に戻ってくるまで待ち、戻ってきたらそれを大会本部に報告していた。皆無事に大会を終えることができてよかった」と笑顔を見せる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース