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ヨット発祥の町・葉山で「日英セーリングチーム応援プロジェクト」 32店舗が参加

応援プロジェクト「SAILORS’ TREAT(セーラーズ トリート)」を企画したみなさん。英国セーリングチームをサポートしている

応援プロジェクト「SAILORS’ TREAT(セーラーズ トリート)」を企画したみなさん。英国セーリングチームをサポートしている

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 葉山町で日英セーリングチーム応援プロジェクト「SAILORS’ TREAT(セーラーズ トリート)」が5月1日に始まる。

日英セーリングチーム応援プロジェクト「SAILORS’ TREAT(セーラーズ トリート)」のパンフレット

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 同プロジェクトの主催は、東京オリンピック・パラリンピックに向けて2017(平成29)年から英国のホストタウンとなった葉山町でセーリングチームをサポートしている町民有志。事前キャンプでの移動や食事などの生活のサポート、通訳などを担当してきた。

 当初から活動している鈴木秋穂さんは「私たちは昨年も準備をして選手たちを待っていたのでスケジュールがそのまま空いてしまった。その間、何かできることはないかと話し合い、葉山町が日本ヨット発祥の地であることを周知し、コロナ禍で苦労している飲食店の方を盛り上げようと企画した。町民の中でもまだ知らない人が多い」と話す。

 企画名「SAILORS’ TREAT」は直訳すると、「セーラーたちのおいしいご褒美」という意味。同町政策課の宮崎愛子さんは「セーラーたちがご褒美に食べたくなるメニューという意味と、町がすべてのセーラーをおもてなしする気持ちが込められている」と説明する。

 企画の内容は、町内飲食店が考案した商品やメニューを、町がSAILORS’ TREATとして認定し、広報する。認定条件は「ヨットやオリンピックをイメージした一品」または「事前キャンプで英国セーリング選手が訪れた店の一品」とし、町内全32店の一品が認定された。認定された一品を食べて SNS に投稿した人、または食べたことの分かる写真やレシートを町役場2階の政策課まで持参する。先着500人にオリジナルボトル(アルミ製・320ミリリットル)をプレゼントする。

 参加飲食店の「ほかほか弁当」のスタッフであり、セーラーの松苗幸希さんは「ヨットの上で、一人でも簡単に食べられるおにぎり『バキュームおにぎり』を認定してもらった。ウエットスーツのポケットにそのまま入れても濡れないようにパウチしている。から揚げ入りのおにぎりもある」と話す。

 4月25日の企画発表会では、葉山町セーリング協会のジュニアヨットスクール生にロゴの入ったアルミボトルとパンフレットを配布した。「将来のオリンピアン、セーリング選手として活躍される皆さんを応援する気持ちを込めて」と宮崎さん。

 実施期間は5月1日から8月末まで。

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