逗子市が集団接種会場となる逗子文化プラザ市民交流センター(逗子市逗子4)で4月20日、新型コロナワクチン集団接種リハーサルを行った。
設営担当のスタッフは9時に集合し、1階2階の会場準備を行い、12時過ぎには逗葉医師会、逗葉薬剤師会、逗子市民生委員児童委員協議会の担当者が集まった。役割が分かるようビブスを着け、13時にリハーサルが始まった。桐ケ谷覚市長は「この会場に最大120人が来ることやさまざまなことが起こることを想定して疑問があればその疑問を1つずつ解決できるよう、市民が安心して接種できるよう取り組んでほしい」とあいさつした。
接種者役の民生委員児童委員20人はセンターの正面玄関で予診票に記入し、1階で検温や予診票の確認などを行い、2階へ上がる。医師の予診を受け、接種待機室へ。接種は5レーン準備。接種後は接種済み証をもらい、経過観察スペースへ進む。15分または30分待機後、体調に異変がなければ、2回目の接種日を確認して終了。時間を計っていた参加者は「約50分。1時間はかからない。誘導してくれる人がいるので迷うことはないが、先に会場の案内図があると安心」と話す。
リハーサルの最後には20番目の接種者が接種後、体調に異変があったと想定して、消防署員が出動するというシミュレーションも行った。
本番同様の予診をした医師会の田嶋博雄会長は「お薬手帳を持って来てもらえるといい。安心して接種をしてもらえたら」、前会長の池上晃子医師は「かかりつけ医に通っている人で心配事がある人は会場に来る前にかかりつけ医に相談できたらいい」と話す。
逗子市では最高齢者から92歳までの約1200人に接種券を送付し、混乱なく予約が進んでいる。予約当日にキャンセルが出た場合、ワクチンを無駄にしないようキャンセル待ちのエントリー(65歳以上で連絡後30分~1時間以内に会場に到着可能な人)も約800人が予約しているという。
接種は5月10日に始まる。