逗子市商工会が3月16日、オンラインセミナー「複業のススメ~ライフワークを創る~」を行う。
(左から)セミナーのパンフレットで複業を実践しているモデルとしてインタビューを受けた木村弘樹さんと企画した逗子市商工会の栗原大輔さん
企画した同商工会の栗原大輔さんは「今回の複業は、仕事のほかにライフワークを持とう、複数の仕事を持つことの重要性を考えようという意味」と話す。
当日講師を務める泉貴嗣(よしつぐ)さんは、自治体や中小企業を対象にしたCSR、SDGs政策やサステナビリティ戦略のコンサルティングを手掛けている。著書に「やるべきことがすぐわかる! SDGs実践入門 ~中小企業経営者&担当者が知っておくべき85の原則」(技術評論社)などがある。日頃は「副業」の話をするが、逗子市の地域特性から、「生きがい」の追求を目的として「複業」について話すという。
複業を実践しているモデルとして、セミナーのパンフレットで紹介された木村弘樹さんは、鎌倉にある山道具業者「山と道」で会社員として月に約160時間仕事をしながら、逗子で子ども向けもの作り教室「うみの図工室」を主宰し、地域のイベントのサポートなどを行っている。木村さんは「複業という形を求めていたのではなく、地域の中に出て行くことで、今まで培ってきた自分の技術や強みが必要とされて自然とライフワークになり、複業という形になった」と話す。
栗原さんは「本業1本だと、その仕事を終えた時、人とのつながりも切れてしまうことがある。複数のつながりを作っておくことは大切。仕事を複数持つ重要性を考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。
開催時間は19時~20時。参加無料。逗子商工会では現在、当日の参加と録画配信の申し込みを受け付けている。