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逗子海岸で元フットサル日本代表選手・現役指導者がGKスクール

石渡良太さんがゴールキーパーの跳び方・シュートの止め方などを小学生に教える

石渡良太さんがゴールキーパーの跳び方・シュートの止め方などを小学生に教える

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 葉山生まれ・逗子在住の元フットサル日本代表選手で現指導者の石渡良太さんが3月、小学生対象に「ゴールキーパースクール」を逗子海岸・東浜で始めた。

2004(平成16)年~2008(平成20)年フットサル日本代表で活躍した当時の石渡さん(提供=石渡良太さん)

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 「幼稚園生のころから自転車に乗り、小学生になると急坂の上の家まで足を着かないで登り切ろうとするような子だった。1日6食くらい食べることが好きでいわゆる肥満児。運動も得意ではなかったが、『キャプテン翼』にあこがれて小学2年生からサッカーを始めた」という石渡さんは、地元サッカークラブ「葉山ジュニア・グリーン・キッカーズ」のころから、ゴールキーパー。「キャプテン翼のオーバーヘッドキックを止めたい一心で、シュートを止める練習ばかりやっていた」と振り返る。

 大学4年までサッカーを続けた石渡さんは、その後フットサルに転向。2004(平成16)年~2008(平成20)年は日本代表選手として活躍。2011(平成23)年、家業の建築業を継ぐことになったタイミングで一線を退くが、「ペスカドーラ町田」のGKコーチに就き、現在は「東急SレイエスFC」のGKコーチ、「Deaf(デフ)フットサル」日本代表のGKコーチを務める。

 石渡さんは「ゴールキーパー専門のコーチはほぼいない。チームに通ってくる子どもたちがキーパーについての技術を教えてもらってないことを目の当たりにして、もっと早いうちに教えたいと思っていた。海岸で教えることができると分かり、砂浜はけがもしにくいし、足腰にもいいのでスクールを始めることに」と話す。

 キーパーの構え方、腿(もも)の引き上げ方などからだの使い方、足の運び方、キャッチング、ローリング、ダイビングなどを教える。

 受講料は、小学3年~4年=1回50円、5年~6年=1回100円、中学生=1回200円。子どもたちのもらっている小遣いの中から出してほしいという。石渡さんは「子ども本人がうまくなりたいと思うこと。私は正しい技術を楽しく教えるので、のめり込んでもらえるようになってほしい。フットサルはキーパーで勝負の6割が決まるといわれるほどチームの要(かなめ)。チームへの声の出し方なども教えていきたい」と力を込める。

 練習時間は火曜=15時30分~17時。逗子海岸東浜で行う。荒天中止。

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