逗子・葉山を中心に音楽活動をするアンサンブルグループ「アンサンブルフィオーレ」が1月、ユーチューブチャンネルを開設し、2月27日に3本目を配信した。
3本目の演奏動画は「カッチーニのアヴェ・マリア」で、葉山にある国登録有形文化財「東伏見宮葉山別邸」の広間で撮影した。
メンバーは、逗子在住のヴァイオリン・竹村慶子さん、葉山在住のピアノ・佐藤裕子さん、ヴィオラ・木村章子さん、ソプラノ・シール恵美さんの同世代4人。 2018(平成30)年3月に逗子のイベント「ミュージックフェスティバル」をきっかけに結成した。
「コロナ禍で演奏活動ができなくなっていたなか、逗子の音楽ホール『結・YUIコミュニテホール』さんが、演奏家の表現の場に、音楽好きな方には聴く機会に、とユーチューブチャンネルを開設され、出演の依頼をいただいた。それでこういう動画発信の方法があるなら、4人で続けたいと話し合った」と竹村さん。
佐藤さんは「ピアノがあって、逗子や葉山らしい場所を探した。演奏だけでなく、遠方で戻って来られない人にも懐かしいと思ってもらえたら」と話す。
動画の1本目は「葉山ホテル音羽の森別邸」(横須賀市秋谷)で「サウンドオブミュージック」を、2本目は「逗子マリーナ」(逗子市小坪)周辺で撮影し、演奏は「結・YUIコミュニテホール」で収録した「浜辺の歌」。撮影・編集は、シール恵美さんの夫が担当。もともと写真を撮ることが大好きという。
シールさんは「逗子も葉山も海だけでなく、すてきな場所がたくさんある。演奏だけでなく、お薦めの場所も併せて伝えていけたらと考えている。月に2本は配信していく予定で、次回はオペラを」と話す。