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逗子・なぎさ通りで恒例の青鬼赤鬼が厄払い 規模縮小で

青鬼赤鬼に年男役が豆を投げる。逗子なぎさ通り商業振興会のJR逗子駅寄りの入口で

青鬼赤鬼に年男役が豆を投げる。逗子なぎさ通り商業振興会のJR逗子駅寄りの入口で

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 JR逗子駅から続く商店街「なぎさ通り商業振興会」が2月2日、規模を縮小して約40年続く節分行事を行った。

豆まき後、豆を清掃するメンバー

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 17時30分、同商店街の会員7人が事務所に集まり、青鬼、赤鬼、福の神、年男に扮(ふん)し、18時、通りに繰り出した。例年は2チーム編成で両端から商店を一軒一軒訪れ、厄払いをして和菓子「亀焼き」を配っていた。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入り口2カ所と中央の辻1カ所のみの豆まきとした。

 同商店街の会長・本島正則さんは「疫病退散の思いが皆さまに届き、一日も早く日常を取り戻したいという願いを伝えたいと、規模を縮小して行うことにした。皆さんにご理解いただいてできたと思う」と話す。商店街入り口2カ所には忌竹を立て、疫病退散の札を掲げた。

 突然現れた鬼たちに出くわした保育園帰りの子どもは大泣きし、豆で退治される様子を見て泣き止んだ。道行く市民の中には慌ててカメラを向ける人もいた。

 この行事を青年部の役員だった時に始めた一人、蒲竹水産(逗子市逗子1)の平野和一さんは「この通りの仲間作りがしたくて、野球部から始め、青年部を立ち上げて5年目だった。前の年に『火の用心』の活動で県から表彰を受けたこともあって部で何かやろうと盛り上がっていた。部長がアイデアマンだったね。最初は『大繁』にあったなまはげの面を鬼だと思って借りたりして」と懐かしむ。「今年は中止と聞いていたので、規模縮小してでもやってくれるならうれしい。続けていくことは大切」とも。

 節分が2月3日でない年は、1984(昭和59)年2月4日以来37年ぶり。2月2日になったのは国立天文台の暦(れき)計算室によると1897(明治30)年2月2日以来で124年ぶりという。

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