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葉山の映画配給会社が逗子のホールで毎月映画上映会  乳幼児連れOKの回も

「葉山で起業した理由の一つは犬を飼いたかったから」という汐巻裕子さん

「葉山で起業した理由の一つは犬を飼いたかったから」という汐巻裕子さん

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 逗子文化プラザホール(逗子市逗子4)で5月18日、映画上映会「ピクチャーズデプト・シネマセレクション Vol. 13『すばらしき映画音楽たち』」が開催される。

「すばらしき映画音楽たち」上映会のチラシ

 2017年9月から始まった同上映会は、映画配給会社ピクチャーズデプト(葉山町一色)の汐巻裕子さんがプロデュースする「あの名作映画や大ヒット映画を、スクリーンで観(み)るアート・シネマ・プロジェクト」として行われている。「世界中の映画の中から、私が見逃してしまった名作やヒット作などを厳選している」という。

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 藤沢に住んでいた高校時代から逗子葉山はよく遊びに来ていた場所で友達も多い。2009年、都内の配給会社から独立して起業するに当たり、なじみの場所に帰ろうと思い葉山に拠点を置いた。「当時は仕事をするなら東京という考えが当たり前だったが、都内でやっていませんというブランディングをしたかった」と振り返り、「今はそういう考えの人が葉山をはじめ、湘南方面に増えている」と話す。

 起業後、邦画を海外にセールスしていく中で2011年、園子温(そのしおん)監督の『恋の罪』がカンヌ国際映画祭監督週間部門に選出され、大ヒットしたことを機に劇場配給、宣伝も手掛けるようになった。

 現在は製作プロデュースも行う。毎年3月に米テキサス州オースティンで開かれる、音楽や映画、テクノロジー、ビジネスの複合フェスティバル「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」では今年、「旅するダンボール」という作品が正式出品された。世界中から約8600本の応募があった中での選出となった。

 海外での仕事が多い中、鎌倉逗子葉山に映画館が無いことを気に留めていた汐巻さんは「映画は大きなスクリーンで見ることを想定して製作している。スクリーンで見る体験を、特に若い世代にしてほしいと始めた。バイヤーとしての私の経験も毎回話しているが、作品の監督などを呼ぶこともある」という。

 同作はヒット映画のテーマ曲誕生の秘話などを題材にしたドキュメントであることから、18日の上映後は映画音楽作曲家の吉田大致さんを招きトークショーを開く。

 30日の午前中には「Mama's THEATER」として再上映。誰でも入場できるが、特に乳幼児連れの母親に来場を呼び掛け、ベビーカーのまま入場できるようにする。「出産後、なかなか映画館に行けない、乳幼児と一緒でも見に行きたいというお母さんたちに来てほしい。マナーを守れば皆さんで楽しく鑑賞できる」と話す。

 18日は18時45分開場、19時開映、30日は9時45分開場、10時開映。料金はどちらも、前売り=1,200円、当日=1,000円。30日、6歳以下は無料。