「東逗子朝市」が10月4日、JR東逗子駅そばの東逗子ふれあい広場(逗子市沼間1)で8カ月ぶりに開催された。
東逗子地域の個店7店が自慢の定番商品・サービスを堪能してもらいたいと2015(平成27)年12月に始まった同朝市は、53回を数える。開催場所も逗子市商工会駐車場から東逗子ふれあい広場に変わり、出店者も年々増え、4日は14店舗が参加した。
新型コロナウイルスの影響で3月から中止していた。代表の森谷仁さんは「10月からは東京もGo Toトラベルの対象になったし、イベントの緩和もされてきているので、9月の連休の様子を見て開催を決めた。除菌剤も1度、スプレーすれば24時間、手指に付着しているというものにし、入り口でもそのミストを入場者につけてもらえるよう、特注で道具を地元業者に作ってもらった」と話す。
8時から始まった朝市には、次々と人が集まり、コロッケなどを販売する精肉店は20分で、サンドイッチ店は30分で完売した。出店者と「やっと会えたね」「元気だった?」と笑顔で言葉を交わす情景があちこちで見られた。
約2年掛けて準備し、3月の朝市から出店しようと計画していたピザ移動販売車の堀井さんは「初めてなので、20枚用意したが、あっという間に売り切れてしまった。天然酵母を発酵させて生地から手作りしているので、準備する体力に限界はあるが次回はもっと用意してみたい」と予想以上の反響に笑顔がこぼれる。店名もこれからだという。
実行委員の一人、斉藤 恵一郎.さんは「常連さんも多いが、初めてのお客さんも多いような気がする。出かけるところがなくて、閉じこもっていた皆さんもここなら安心して来ていただけたのかもしれない。町の感染状況をみながらだが、毎月開催していく予定。月末にはハロウィーンイベントも予定しているし、毎年恒例のイルミネーションも地元の小学校と一緒に計画中。地域を元気にしていかないと」と話す。
東逗子朝市は、毎月第1日曜8時~10時に開催。