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「逗子童謡の会」26年目 コロナで開催見通せず解散

「苦渋の選択」と話す「逗子童謡の会」の代表、天野伊豆子さん

「苦渋の選択」と話す「逗子童謡の会」の代表、天野伊豆子さん

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 1995(平成7)年10月29日に始まり、293回の例会を続けてきた「逗子童謡の会」が新型コロナウイルスの影響で6月18日、「解散のお知らせ」を市内の広報掲示版約60カ所に掲示し、発表した。

1年目、逗子市役所での開催(提供=天野伊豆子さん)

 同会は「明るく、楽しく、元気に」をモットーに毎月1回、2月9日まで、逗子文化プラザなぎさホールで一度も休むことなく開催されてきた。会員数は約500人で、毎回300人前後が集まり、専門家や演奏家・歌手による指導の下、発声練習、テーマ曲についての話、先生の独唱を聴いたり、全員で童謡や昭和歌謡などを歌ったりしてきた。参加費は毎回500円。

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 3月9日に294回目の開催を予定したが、新型コロナウイルス感染予防対策のために休会となった。

 同会の代表、天野伊豆子さんは「まだ50代の頃、母と鎌倉の童謡の会を見に行った時、こういう会が逗子にもあったらいいなと思って夫や子どもたちに手伝ってもらって始めた。最初の1~2年は逗子市役所の1階のピロティで日曜に開催した。ピアノもあった。椅子は5階の会議室から運んだ。その後、図書館ホールに移って、今の文化プラザホールに建て替える時は、逗子開成の講堂や教会のホールをお借りして続けた。昔は会員になりたいと連絡を頂くと自転車ですぐその方の自宅まで伺っていた」と振り返る。

 昨年10月14日には「25周年記念コンサート」を開催。逗子文化プラザなぎさホール(定員558人)が満席だった。「スタッフ8人は最初からずっと手伝ってくれている。夫は4年前に他界。私も3年前に足を痛めて、例会の時は次男に手伝ってもらうようになった。私も80歳を過ぎ、スタッフも70代80代。今月最初に皆さんで集まって解散を決めた。元気なうちにやめたほうがいいと話し合った」と天野さん。「秋に一度集まってからにしたらどうかという意見もあったが、その1回の時にもしコロナの感染者が出てしまったらと考えると怖くて」とも。「解散」のチラシは長男が千葉から駆け付けて一緒に市内全域を掲示して回った。

 天野さんは「こういうことになり、これまで参加してくださった皆さまには感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱい。私が続けてこられたのは、笑顔になって帰っていく皆さまの顔を毎回見ることができたから。25年間、ありがとうございました」と呼び掛けた。