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逗子「シネマ・アミーゴ」でドキュメンタリー映画「アフガンに命の水を」上映

映画「アフガンに命の水を」で中村哲医師が語る1シーン(提供=イメージエフ)

映画「アフガンに命の水を」で中村哲医師が語る1シーン(提供=イメージエフ)

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 国際NGO現地代表で医師の中村哲さんの生前の活動を記録したドキュメンタリー作品「アフガンに命の水を ペシャワール会26年目の闘い」が1月11日から、「シネマ・アミーゴ」(逗子市新宿)で上映される。

企画した「イメージエフ」社長の畠山順さん

 企画したイメージエフ(逗子市新宿)社長の畠山順さんが同映画に出合ったのは2011(平成23)年。「食と農業をテーマにした映画をシネマ・アミーゴで毎月1週間、約1年連続上映するというイベントを開催していたころで、その時は上映しなかったが、今回中村さんの訃報に際し、今こそ多くの人に見ていただきたいと思い企画した」と話す。

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 アフガニスタンでNGO「ペシャワール会」現地代表を務めていた中村さんは2019年12月、同国北東部で武装勢力の襲撃を受け亡くなった。中村さんは1984(昭和59)年から辺境で難民の医療に当たっていたが、大かんばつをきっかけにアフガニスタンでの自給自足が可能な農村の回復を目指す計画を立案し、実施を担っていた。「この映画は10年前の作品だが、中村医師の平和に対する実践的な哲学は今なお世界各地の紛争地域にも有効で普遍的なもの。2008(平成20)年に凶弾に倒れたスタッフの伊藤和也さんの活動の様子も映っている」と畠山さん。

 映画制作を希望していた畠山さんは映画学校で寺山修司の授業を受けた経験を持つ。「映画は寺山さんのような、世界の真ん中にいるような人が作るもので、自分は作品を広める側になろうと仕事の方向を変えた」と振り返る。1977(昭和52)年にアート映像の拠点「イメージフォーラム」を仲間と設立し、20年以上、買い付け、制作、配給、宣伝を行ってきた。全国で「アンディ・ウォーホール映画回顧展」のプロデュースをしたり、渋谷でアート系映画館「シアター・イメージフォーラム」の支配人を5年間したりして、2006(平成18)年にインターネット・サイト「イメージエフ」を開設した。

 畠山さんは「今の事業は映像作品のセレクトショップともいえるネット上のもので、都内でなくてもパソコンがあれば仕事ができる。19年前に海と山に近い逗子が好きで越してきた。魚も野菜もおいしい。小坪の漁師とも親しくさせてもらっている。都内まで1時間、始発だから座って仕事に行ける」と笑顔を見せる。「中村医師の活動は亡くなってからテレビで特集されているが、この映画が原点。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 席料(1ドリンク付き)は一般=1,800円、高校生=1.000円、中学・小学生=800円、幼児=500円、60歳以上=1,200円(ドリンク無し)。

 上映時間は10時~。1月12日・16日・17日・18日は20時からの回も用意する。1月18日まで。

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