京浜急行電鉄(横浜市)が10月1日、企画乗車券「葉山女子旅きっぷ」をリニューアルした。
同リニューアルでは、チケットが利用できる京急バスのフリー区間を拡大したほか、食事店12店、アクティビティー施設13カ所を新たに追加した。
「京浜急行の電車&バス乗車券」と「選べる逗子・葉山ごはん券」「選べるおみやげ券」をセットにした「葉山女子旅きっぷ」。「日帰りで手軽に逗子・葉山を楽しめるおトクなきっぷ」として2015(平成27)年9月から期間限定で販売を始めたが、反響が大きく、翌年度から通年販売となった。2018年度は約5万4000枚を売り上げた。京急新逗子駅の改札前にある葉山方面に向かう京急バス乗り場には毎週末、長い行列ができるなど目に見えて利用者が増えている。
京急バスのフリー区間(逗子駅・新逗子駅から九品寺・葉山・前田橋方面)は「葉山大道~上山口小学校」区間が新たに利用可能となる。協賛店は、同区間内にある「葉山牛ステーキレストラン角車」「手打ちそば 和か菜」など12店が追加され、「ごはん券」対応店は全29店になった。「マーロウ」のプリンや「げんべい」のビーチサンダル、「葉山旭屋牛肉店」のコロッケなどをそろえ「選べるおみやげ券」は「選べるごほうび券」に名称変更し、「ひなたカフェ」のタピオカドリンクや「ブレドール葉山」のフレンチトーストなど新たに13店を追加、全24店になった。
「ごほうび券」は体験型アクティビティーも増えた。シネマカフェ「シネマアミーゴ」の映画鑑賞や「エバーリゾート」でのビーチヨガ、「葉山マリーナ」での遊覧船クルージングなど。逗子在住アーテイストによるワークショップを開講している「紡氣(つむぎ)」代表の井上さんは「スタートの初日から問い合わせがあった。予約制だが、空きがあれば当日でも対応できる。女子旅での利用に限らず、地元の人たちにも利用いただき交流の輪をさらに広げていただければ」と呼び掛ける。
アロマクラフトでは葉山産のラベンダーなど好きな香りを選び、自然の精油を使用したアロマスプレーかミツロウクリームを作る。セラピストの山崎美絵さんは「横浜から逗子に越してきて、地元でご縁を増やしたいと思っていたのでいい機会をいただいた」と喜ぶ。
10月1日~11月17日は葉山女子旅きっぷリニューアルキャンペーンとして、宿泊券やクルージングなどを利用者の中から抽選で贈呈するほか、毎日先着50人にスマホ用広角&マクロレンズをプレゼントする。
リニューアルに伴い、販売価格も変更した。購入者が1番多いという品川駅発きっぷの価格は3,000円から3,500円に、横浜駅発は3,300円に、新逗子駅の1駅隣り、神武寺駅発は3,100円になる。
名称は「女子旅」だが、男性も子どもも利用できる。