「第62回逗子海岸花火大会」が9月27日に開催されることが明らかになった。逗子海岸花火大会実行委員会は6月14日、逗子市役所で発表した。
記者会見によると総事業費5,800万円、打ち上げ数は7000発。市観光協会に支出する補助金1,300万円を計上した本年度一般会計補正予算案が、5月31日の本会議で可決されたことを受け、観光協会は6月13日の臨時総会で資金1,000万円を集めることで9月27日開催を確定した。
市からの補助金1,300万円は花火大会を開催するに当たり、共催する市が市民や来場者の安全を確保することに責任があるという見解で、警備費相当の金額に当てる。
同委員会の実行委員長、観光協会長の山上良さんは「花火大会は逗子を盛り上げていくために、観光事業として無くすことのできないもの。初めての秋開催だが、夏の思い出の最後に花火を詰め込んでもらいたい。開催に向け募金などのご協力を」と呼び掛けた。
桐ケ谷覚逗子市長は「昨年は花火大会の実行委員長として先頭に立って募金集めをしたので、お金を集める大変さもよく理解している。町の財政が厳しい中、なぜ花火を上げるのかという声もあるが、その厳しい状況だからこそ、町のにぎわいを、市民が一体となってつくり出し、当日は素晴らしい花火に元気をもらったと言っていただけるように側面からサポートしていきたい」と話す。
観光協会によると、募金箱は市内事業所など100カ所以上で設置が始まり、リストバンドも準備ができ次第、販売する。昨年、初めて企画した有料席は多額の経費が必要となるために設定せず、協賛シート(椅子席ではない)になる予定。詳細は順次公表していくという。
記者会見に応援団として参加した東逗子郵便局長の柴田貴司さんは「地域のために貢献していくことも郵便局の使命だと思っている。昨年同様、当日のボランティアとして応援したい」と開催への期待を込める。
花火大会の開催は9月27日、予備日はない。