葉山町が4月26日、改元を祝い、横断幕と懸垂幕を町内5カ所に掲出した。
「奉祝 平成から令和へ 御用邸の町 葉山」と記された同幕。横断幕は葉山町内4カ所、懸垂幕は町役場に掲出する。大きさは共に幅90センチ×長さ7メートル。
葉山町では昨年11月、天皇陛下退位と皇太子殿下即位に当たり、「御用邸の町 葉山」として祝賀行事などを行うため、商工者や文化団体、地域活動団体などが自治体と共に「葉山町改元奉祝実行委員会」を発足。現在、行幸啓(ぎょうこうけい)を出迎える際に振る「日の丸の小旗」や、記念式典の準備などを行っている。
葉山しおさい公園・博物館では4月27日~5月1日、「竹あかり展」「皇室にまつわる写真展」「平成・令和を書道で書いて記念写真を撮ろう」などの改元奉祝イベントを行う。
4月26日は9時から事務局の町職員が、行幸通りに面した「SHOPPING PLAZA HAYAMA STATION」の塀、南郷交差点、長柄小学校入口、消防署前の歩道橋に横断幕を取り付ける作業を行った。
委員会によると、「HAYAMA STATION」に掲出する横断幕は、プラスチックの代替品となる新素材の「ライメックス」製をという。「SDGs(持続可能な開発目標)」活動に取り組む同町が、リサイクルとは異なり、ゴミにならない素材を活用することで資源の循環につなげる「アップサイクル」の考えから採用した。
幕の掲出は5月7日まで。