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逗子の小坪漁港でアカモク加工体験 市内外から参加者、地元漁師と交流

小坪の浜でアカモクを手に参加者に説明する大竹漁業協同組合長(中央)

小坪の浜でアカモクを手に参加者に説明する大竹漁業協同組合長(中央)

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 逗子の小坪漁港で3月19日、地元漁師と一緒に旬の海藻「アカモク」を加工する体験イベントが行われた。主催は小坪漁業協同組合、逗子市観光協会

アカモクを切り分ける参加者

 逗子市では昨年、3月に旬の食べ頃を迎える「アカモク」を地元のソウルフードとして発信しようと地元事業者に呼び掛け、アカモクを使った加工品やメニューの開発、メディア出演へなどを多く行ってきた。

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 観光協会でも3月を「アカモク月間」としてPRしているが、小坪漁業協同組合では現在、アカモクの生育経過を見極めるため逗子湾での漁を禁漁にしていることから、同イベントは東京湾のアカモクで対応した。

 当日は、地元漁師でイタリアンシェフの座間太一さんがアカモクについて、オスとメスの違いなどを参加者に説明。その後、参加者たちは2班に分かれ、包丁で長く太い茎から細い茎を切り分ける作業を行った。それを漁師が真水で洗い、海中のゴミや小さなエビなどを洗い落とし、釜でゆで、水桶で3回洗う作業を見学した。

 6歳の息子と次々にアカモクを切り分けていた母親の一人は「逗子の特産品と言われているので、どういうものか知りたいと思って参加した」と言い、逗子海岸にはマリンスポーツでよく訪れるという埼玉在住の男性は「漁師さんの生活にあこがれている」と話す。町田在住という女性は「学校の教材にしたいと思って来た。アカモクを加工する場面を見せてもらえるところはほかにない」と熱心にビデオカメラで撮影していた。

 参加者たちは、ゆでたアカモクを洗った水に手を入れ、粘りの強いトロッとした感触を体験するなどして楽しんだ。加工したアカモクは1袋ずつ参加者に配布された。

 座間さんは「そのままみじん切りにしてよくたたいて食べると納豆のような粘り気が楽しめる。料理の仕方によって粘りはなくなるが、シャキシャキ感がなくならないのが大きな特徴」と食べ方なども紹介した。

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