逗子文化プラザ交流センターを中心に開催する「逗子トモイクフェスティバル」の会場で3月23日・24日、「商店街たんけん隊!」の成果発表展示が行われる。主催は逗子文化プラザ交流センター。
2月17日に行われた同企画には逗子市内の小学1年生~3年生21人が参加。4チームに分かれ、逗子駅近くの商店街にある店を取材し壁新聞を作った。今年で3回目。
企画当日、「まなび舎ボート」代表の辻義和さんが参加児童たちに「冒険が今ここから始まる。3つの店を回りながら、各チームに用意したミッションをやり遂げて戻ってこよう。走らない、元気にあいさつする、写真を撮る前は撮っていいかどうか聞こう。お礼をしっかり言おう」と説明。児童たちはチームごとにメモ帳、インスタントカメラ、地図、買い物に使える800円、電卓、ミッションカードを持って商店街へ向かった。
辻さんは「休みの日に車で大型店へ買い物に行くことが多くなっているが、この企画は子どもたちの通学路にある地域のお店の人と知り合える機会になっている。何かの時に子どもが駆け込める店が増えるといいと思うし、声の掛け合える関係になることで安全性も高くなる」と話す。
杉山牛肉店(逗子市逗子4)店主の杉山賢さんは「店の創業年を質問され、『昭和24年』と答えたら、『昭和っていつ』と聞かれた。子どもが来ると楽しい。この企画に参加した子どもがお母さんと一緒に買い物に来てくれたこともあった」と目を細める。
3店を回った子どもたちは会場に戻り、模造紙に写真を貼り、店で聞いたことを書いたり、ミッションで買った食べ物の絵を描いたりして、「商店街しんぶん」を作成した。
共に学び、共に育つ「共育(ともいく)のまち」実現を目指し、「大人も子どもも共に知り、体験し、学び、響き合う場」を創出しようと開く「逗子トモイクフェスティバル」。当日は、逗子文化プラザホールをはじめ、市民交流センターや逗子小学校を会場に絵本「しろさんのレモネードやさん」の原画展、万華鏡作りやオルゴールを鳴らすカード作りなどのワークショップ、飲食ブース出店、音楽ライブなどを展開する。
23日、逗子小学校グラウンドでは市民グループ「歩行者と自転車のまちを考える会」が逗子警察署や安全協会の協力を得て、信号機や横断歩道などを設置し、未就学児から高齢者まで対象の「自転車教室」を行う。
開催時間は10時~17時(各企画の詳細はホームページで確認できる)