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葉山の漁港で「ヒジキを五感で味わう」親子イベント ブルーカーボン学ぶ

昨年の「ヒジキDAY」でヒジキに触れる親子の様子

昨年の「ヒジキDAY」でヒジキに触れる親子の様子

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 親子を対象にしたイベント「ヒジキDAY~葉山のヒジキを見て、体験して、食べて、学ぼう」が5月11日、真名瀬漁港(葉山町一色)周辺で行われる。

昨年の「ヒジキデー」。漁師が浜でヒジキをゆでる様子を観察

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 藻場の再生と保存活動、漁業文化の継承などを行う「葉山アマモ協議会」が2023年から、葉山の漁師が受け継いでいるヒジキ漁、浜での鉄窯ゆで、乾燥方法などを子どもたちに伝えていくことを目的に開いている。

 船からヒジキを観察したり、シェフによるヒジキ料理を味わったりするなどして五感でヒジキを学び、同協議会が申請し、国内で初めてヒジキがブルーカーボンクレジットを受けたことの報告も行う。

 同協議会は今年、「ブルーカーボンブック」を製作し、葉山町教育委員会を通して町内小学校に寄贈した。メンバーの山木克則さんは「葉山の海で地域の漁師や子どもたちと藻場の再生に取り組んだり観察したり、ヒジキデーのようなイベントを開催しながら何が大切で、何ができるかについてまとめた」と話す。デザインを担当した松本愛さんは「なるべく写真を大きく、たくさん使うように工夫した」、イラストレーターのはなてるさんは「さまざまな海藻の特徴を大切に描いた。海と山のつながりも伝われば」と思いを込める。

 「地球温暖化による磯焼けが全国各地で深刻となっているが、自然環境には、元に戻そうとする力があり、その力を後押しすることができれば、海の将来も変えることができる。その意識を高めるために、自分自身で海の変化を知り、感じて、行動につなげる事が大切。このイベントも、そのきっかけになれば」と山木さん。

 開催時間は9時~14時。募集は親子15組で先着順。参加費は1,000円(ランチ付き)。申し込みはPeatixで受け付ける。

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