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逗子の映画館で「ボストン1947」 主人公・孫基偵の孫が住む縁で上映へ

1月26日~2月8日にシネマ・カフェ「シネマ・アミーゴ」で上映する映画「ボストン1947」の案内

1月26日~2月8日にシネマ・カフェ「シネマ・アミーゴ」で上映する映画「ボストン1947」の案内

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マラソンオリンピック金メダリスト・孫基偵さんを主人公にした韓国映画「ボストン1947」(カン・ジェギュ監督)が1月26日から、逗子のシネマ・カフェ「シネマ・アミーゴ」(逗子市新宿1)で上映される。

マラソン解説者の金哲彦さんとソン・ウンキョンさんのトークショー

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 同作品は1936(昭和11)年、ベルリンオリンピックのマラソン競技に日本代表として出場し、当時の世界新記録で金メダルに輝いた孫基禎(ソン・ギジョン)と銅メダルを獲得した南昇竜(ナム・スンニョン)が若手ランナーをボストンマラソンに出場させ、祖国の記録を取り戻そうとする真実に基づくストーリー。ソン・ギジョン役は日韓合作映画「ノーボーイズ、ノークライ」でも知られるハ・ジョンウさん、ナム・スンニョン役はぺ・ソンウさん、若手ランナーをボーイズグループZE:Aのメンバーで「スマホを落としただけなのに」などにも出演しているイム・シワンさんが演じている。

 ソン・ギジョンさんは韓国に足跡を残す記念館があり、名前を冠にしたマラソン大会もあるほど歴史に名を刻んだ人物で、その孫・孫銀卿(ソン・ウンキョン)さんが逗子に住んでいることから上映が決まった。

 1月13日の先行上映会には、現役時代はオリンピックも目指したランナーでマラソン解説者の金哲彦さんがソン・ウンキョンさんとトークショーを行った。ソン・ギジョンさんと面識のある金さんは「自分も日本に住みながら韓国代表としてオリンピックに出場しようとしていたのでマラソンを走り抜く根っことしてアイデンティティーが必要なことがよく分かる」と言い、「大河ドラマ『いだてん』のマラソン大会の監修もしたし、実際ボストンマラソンも走っているので、この映画の中でマラソン大会の撮影の大変さと再現の素晴らしさに感動する」などと解説した。

 ソン・ウンキョンさんは「今まで祖父のことを地元の皆さんにお話しする機会がなかったので、このご縁で多くの皆さんに知っていただけたらうれしい。国籍などの難しい歴史もあるが、韓国映画のファンの皆さんに純粋に楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 上映は2月8日まで。

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