逗子市立久木小学校(逗子市久木2)の合唱団が1月11日、逗子文化プラザなぎさホール(逗子市逗子4)で開催される市制70周年記念「うたごえ楽校」特別バージョンに参加する。
何年生でも自由に参加できる同合唱団は、元音楽専科だった星希人教諭が、歌うことが好きな児童を対象に水曜・金曜の中休みに合唱を教えている。「音楽専科から担任を持つようになり、続けていくことが難しくなった時期もあったが、歌いたいという児童が途切れることなく、保護者の皆さんの応援もあって続けている」と話し、「最近は地域のイベントに参加させていただくことが多くなった」とも。
冬休みも2日間、20人ほどが音楽室に集まって約2時間、11日の本番に向け、「心の瞳」「大切なもの」「次の空へ」を練習した。星教諭は「口は縦に大きく開ける」「指揮をする先生から視線をそらさないで」「自分がきれいだと思う声を響き続かせて」など、分かりやすい表現で教える。昨年まで一緒に歌っていた中学生も参加した。
伴奏のサポートは、小学3年生からの同級生で、ロックバンドも組んでいた同郷の長谷部和也さん。逗子に移住したことで再会し、「子どもたちの歌声は素晴らしく、合唱を聴いた保護者らが涙するほど。何か手伝えればと思って」とピアノを弾く。
星教諭は「子どもたちの歌が好きという気持ち、保護者の方の協力、地域の方が発表の場を作ってくださることなどで、ここまで活動を続けてこられたことに感謝している。成果を聴きに、ぜひお越しいただけたら」と呼びかける。
14時開演。入場料は、大人=1,000円、中学生以下=500円。