公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(会長:十倉雅和、所在地:横浜市中区)は、GREEN×EXPO 2027 (正式名称「2027年国際園芸博覧会」)の開催2年前である2025年3月19日(水)、日本橋三井ホールにて記者発表会を実施しました。会場の主要施設である「政府出展」などの展示計画を含む最新の会場計画のほか、Village出展、花・緑出展(企業・団体・個人、自治体)、テーマ営業出店の内定者として、新たに145件を発表し、会場を共創する出展内定者(テーマ営業出店を含む)はあわせて377件となりました。
空から見たGREEN×EXPO 2027会場
■GREEN×EXPO 2027の最新会場計画について
GREEN×EXPO 2027における会場計画のうち、主要な施設「テーマ館」「園芸文化展示」「政府出展」の展示内容について、最新情報を公表しました。未知なる植物の力や日本の伝統的な自然観について、見て、触れて、学んでいただける展示として準備を進めています。
- すべての生命はつながっている。植物を中心に。(テーマ館)
地球上のすべての生命のうち、重量で82%を占める植物。テーマ館では地球を支える命の根源である植物の真の姿を、最新の映像技術と展示技術でお伝えします。また、東日本大震災の津波に耐えた陸前高田市の「奇跡の一本松」の根も展示。復興を象徴する展示であり、植物が菌類と共生する土の中の世界を最新の研究成果に基づきお伝えします。
テーマ館
<展示エリア>
「奇跡の一本松」の根を展示。植物が菌類と築く土の中のネットワークを紹介します。
- 江戸時代を中心とした日本の園芸文化の神髄を表現(園芸文化展示)
日本人が自然とともに親しんできた園芸文化。江戸期には、日本の園芸文化は世界最高水準に発達しました。園芸文化展示では、江戸時代を中心とした日本の園芸文化の神髄を表現します。また屋外には、江戸時代の植木屋・花屋敷を再現。春分から始まり、晩春・初夏・盛夏・初秋と植物を入れ替え、日本の園芸文化の水準の高さや自然観、季節感を体感いただけます。
園芸文化館
<展示エリア>
屋内展示では建築との調和を考慮した展示空間を構成し、日本の園芸文化の魅力等を発信。
- 日本の自然観を再考し、未来へ進む(政府出展)
政府出展が位置するのは、横浜市内を流れる和泉川の流頭部。この貴重な自然環境を引き継いでいくため、流頭部の自然環境を読み解き、既存の樹木や在来の植物を活用し、屋外展示では美しい風景としての「令和日本の庭」をつくりあげます。また、屋内展示ではプラネタリーバウンダリーといった地球規模の課題について、“みどり”で解決する可能性を体感・共感し、来場者が考え、ひとりひとりが取り得る行動への一歩を提案します。
政府出展
<屋外展示>
竹林や松林といった日本の里山の風景を背景に、日本の雅を華やかに表現。
政府出展
<屋内展示>
農とみどりが調和した都市~農山漁村の将来像を提示する。
■「Village出展」及び「花・緑出展」の内定について
新たに「Village出展※1」に5件、「花・緑出展※2(企業・団体・個人)」に63件、そして「花・緑出展(自治体)」に73件が内定しました。
これにより、2024年10月1日(火)に発表された内定者とあわせて、
「Village出展」に 13件、
「花・緑出展」に360件、
両出展への内定者は合計373件となりました。
- 「Village出展」第二次内定者(5件) (※五十音順)
・株式会社大林組
・清水建設株式会社
・住友林業株式会社
・東急グループ
・東日本電信電話株式会社
- 「花・緑出展」第二次内定者 企業・団体・個人 (63件) 別紙一覧
- 「花・緑出展」内定 自治体 (73件) 別紙一覧
※1 Village出展とは
市民や企業など多様な参加者が、コンセプトを共有しながら「幸せを創る明日の風景」を創り上げる共創事業「Village」。その中核となる、カーボンニュートラルやネイチャー・ポジティブなど、新たなグリーン社会実現に向けた企業による出展。
※2 花・緑出展とは
花と緑のプロフェッショナルが、ここでしか見られない庭園や花壇、生け花やフラワーアレンジメント、盆栽、新品種・希少種など、多種多様な花・緑の作品を出展する、美と技術の競演。
■「テーマ営業出店」の内定について
「テーマ営業出店※3」に4件が内定しました。
- 「テーマ営業出店」内定者 (4件)(※五十音順)
・JAグループ
・株式会社丸兆
・明治グループ
・山崎製パン株式会社
※3 テーマ営業出店とは
共創事業「Village」において、「幸せを創る明日の風景」の創出に資する、エシカル消費や食育などをテーマとした独自の飲食や物販等、企業・団体による出店。
会場計画図ならびにVillage出展・テーマ営業出店の配置
GREEN×EXPO 2027の会場空間を共創するパートナーは「Village出展」、「花・緑出展」、「テーマ営業出店」をあわせて377件となり、多くの出展者のみなさまと一緒に魅力溢れる会場空間を準備して参ります。
※Village 出展、花・緑出展、テーマ営業出店の各内定者より個別リリースが発出されている場合がございます。
Village出展・テーマ営業出店内定者
<前列左から>
株式会社大林組◆、住友林業株式会社◆、東日本電信電話株式会社◆、株式会社KTグループ◆、相鉄ホールディングス株式会社◆、大和ハウス工業株式会社◆、三菱国際園芸博覧会総合委員会◆、JAグループ◇、明治グループ◇
<後列左から>
清水建設株式会社◆、東急グループ◆、鹿島建設株式会社◆、三光ソフランホールディングス株式会社◆、竹中グループ◆、東邦レオ株式会社◆、株式会社丸兆◇、山崎製パン株式会社◇
(企業・団体名のみ。敬称略。◆はVillage出展内定者、◇はテーマ営業出店内定者。)
花・緑出展内定者
<前列左から>
株式会社サカタのタネ、一般社団法人ジャパン・フラワー&コミュニケーションズ、一般社団法人JFTD(花キューピット)、全国花みどり協会、玉川大学、一般社団法人日本植木協会、一般社団法人日本造園建設業協会、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会、株式会社ハクサン
<後列左から>
福島県、千葉県、富山県、神戸市、福山市、高松市、熊本市
2年前発表会に参加された出展内定者一同
■主催者挨拶
登壇者一覧 ※敬称略
・会長 十倉 雅和(日本経済団体連合会 会長)
・副会長 山中 竹春(横浜市長)
・副会長黒岩 祐治(神奈川県知事)
【十倉会長コメント】GREEN×EXPOの見どころの一つとなるテーマ館や園芸文化展示、政府出展など、本博覧会の魅力の一端をご紹介する。皆様ぜひ楽しみにしていただきたい。
2年後、会場となる横浜・上瀬谷で、圧倒的な花と緑、魅力的な空間を創出し、皆様をお迎えできるよう、協会一同、関係者の皆様ととともに、引き続き着実に準備を進めていく。
【山中市長コメント】GREEN×EXPOは、米軍から返還された土地の友好平和利用の象徴であり、また、国内外から参加される多くの皆様と、気候変動の課題を共有し、解決につなげるアクションを起こす場、そしてそのアクションを世界へと発信していく場。
一人一人の行動やライフスタイル、企業行動を変えていくきっかけとなるGREEN×EXPOを、ホストシティとして、皆様とともに大いに盛り上げていきたい。
【黒岩知事コメント】開催期間中のみならず、機運醸成の段階から、多様な主体が積極的に参加し、「みんなで盛り上げ、みんなで創り、みんなが参加できる万博」をめざす。
また、ミュージカルや庭園等の出展を通じ、県政の基本理念である、いのち輝く「"Vibrant INOCHI"」の実現をめざしていく。
●「GREEN×EXPO 2027 開催2年前記者発表会」開催概要
【日時】2025年3月19日(水)10時30分~11時15分
【会場】日本橋三井ホール
【登壇者】
・2027年国際園芸博覧会協会 会長 十倉 雅和(日本経済団体連合会 会長)
・2027年国際園芸博覧会協会 副会長 山中 竹春(横浜市長)
・2027年国際園芸博覧会協会 副会長 黒岩 祐治(神奈川県知事)
・2027年国際園芸博覧会協会 推進戦略室長 脇坂 隆一
・Village出展内定者 13件
・テーマ営業出店内定者 4件
・花・緑出展内定者 16件
【内容】
・オープニングアタック映像
・主催者挨拶
・GREEN×EXPO2027紹介映像
・会場計画・出展関連情報発表
・内定者紹介・フォトセッション
※本件の画像は、本リリースに関する報道を目的とした使用に限らせていただきます。