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葉山・一色の住宅街にパン店「モト パン」 京都から移住した夫婦が開業

現在、40種類を提供する。手書きのネームは新商品

現在、40種類を提供する。手書きのネームは新商品

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 葉山町一色の住宅街に6月4日、パン店「Moto Pain(モト パン)」(葉山町一色)がオープンした。

「moto pain」を経営する根本さん夫婦

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 食べログの「パンWEST百名店2020」にも選ばれ、行列ができるパン店として知られる「たま木亭」(京都府宇治市)で修業した根本拓也さんと同店で出会った妻・智美さんは今年3月、京都から葉山に移住してきた。拓也さんは「鎌倉、逗子、葉山で店をやっている知人が3組いて、この周辺を案内してもらい、お客さまと近い関係でやっていけそうなこの場所を選んだ」と言い、智美さんは「初めてのお客さまでも『こんにちは』と店に入ってきて最初は驚いたが、その感じがとてもいい」と葉山を選んだことを喜ぶ。

 パン生地にこだわりが強く、「小麦を極めたい」と拓也さん。「夫はパンのことしか考えていない。妥協はなく、どれを試食してもおいしい」と話し、「お客さまにきちんと説明できるように夫のこだわりを聞く」と智美さん。

 パンの種類は、クロワッサン、シナモンロール、クイニーアマン、メロンパン、チョコクリームパン、パン・オ・ショコラ、クッペ・明太子バター、マニトバ、チャバタなど約40種類で価格は400円~500円前後が多い。

 「オープン当時、バケットが予想外に人気で少し驚いたが、今の一番人気は角食(1斤420円)。開店時にスライスできる時間を逆算して2時半に起きて作り始める」と拓也さん。「具材も全て手作りで、例えばカレーパン(410円)のカレーは親鶏を使い、だしから作る」とも。

 15坪の店の大半は製造スペースで、販売スペースは3人の客でいっぱいだが、リピーターも既に多い。「一度買いに来てくださった人が友達を連れてきてくれたり、友達の分を買って紹介してくれたりしている。毎日来てくださる人、来店の度に端から順番に少しずつ買ってくださる人など近所の皆さんが応援してくれている」と2人は笑顔を見せる。

 営業時間は9時~17時(パンがなくなり次第閉店)。月曜・火曜定休。

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