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葉山で50メートル「駆けっこ」大会に 3~88歳が出場、全員リレーも

5歳以下の子どもたちも50メートルを全速で駆ける

5歳以下の子どもたちも50メートルを全速で駆ける

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 「にこりんダッシュハーフ50メートルタイムトライアル」が11月23日、葉山町立長柄小学校(葉山町長柄)グラウンドで初開催され、3~88歳の81人が参加した。

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 競技前には全員でラジオ体操、ストレッチ、トラック走で身体をほぐした。

 主催する「葉山にこにこ保育園」(長柄)の松尾真弓園長(72歳)は日本マスターズ陸上競技連合の記録会でW70クラス(女子70~74歳)100メートル種目、60メートル種目の日本記録保持者。競技前にその走りを披露。子どもたちからも「まっちゃん(園児からの呼び名)、速い」と思わず声が上がった。

 競技は年齢、学年別に2人ずつ50メートルを駆け抜けるタイムトライアル。3、4歳児もオープン種目として25メートルに参加したが、同保育園では園児たちに駆けっこを教えていることもあり、2本目は50メートルを走りたいと言い、挑戦する園児もいた。

 最高齢88歳で参加した葉山町在住の長谷川忠信さんは「スポーツが好きで今も平日は毎日、テニスなどをしに出かける。インディアカでは、83歳でワールドカップに監督として、86歳で『ねんりんぴっく』に選手として出場した。でも今日は50メートル走れるかな」と話していたが、17秒098で走り切り、笑顔で「いやぁ、走れたね。90歳まで走れるかな」と喜んだ。

 競技後は、参加者全員がゼッケンナンバー偶数と奇数の2チームに分かれてリレーを行い、逆転劇もあるなど、皆が一つになって盛り上がった。

 カテゴリー別に3位までを表彰。入賞者にはメダルを贈ったほか、参加者には記念として記録証とゴール写真の入ったフォトスタンドを進呈。参加者からは「楽しかった」「来年も参加したい」などの声が聞かれた。

 松尾園長は「初開催で不安もあったが、100人以上が来場し、うれしかった。葉山からオリンピアンが生まれる日を夢見て、また葉山町と子どもたちの成長を見続けるためにも、この大会を続けていきたい」と力を込める。

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