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逗子の飲食店「イーエムスタンド」、自家発酵飲料コンブチャをテイクアウト販売

ローズヒップハイビスカスと和紅茶の「KOMBUCHA(コンブチャ)」。テイクアウト用の瓶を紹介する宮城万里奈さん

ローズヒップハイビスカスと和紅茶の「KOMBUCHA(コンブチャ)」。テイクアウト用の瓶を紹介する宮城万里奈さん

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 逗子の飲食店「E.M STAND(イーエムスタンド)」(逗子市逗子7)が2月3日、お茶由来の自家発酵飲料「KOMBUCHA(コンブチャ)」のテイクアウト販売を始めた。

店内ではワイングラスで提供

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 昨年8月にオープンした同店では当初から「E.Mクラフトコンブチャ」として店内で提供していたが、より多くの人に広めていきたいとテイクアウト販売の準備を進めたという。茶葉やハーブティーをベースに酵母と酢酸菌で発酵させる。

 夫と共に店を始めた宮城万里奈さんは「2年前、鎌倉を拠点にコンブチャマイスターとして活動している橋本貴美代さんにイベントで出会い、コンブチャのおいしさを知った。店を始めるに当たり、ナチュラルワインをメインに体がホッとするような料理を提供したかったので、アルコールが苦手な人でも料理に合うドリンクとしてコンブチャだと思い、橋本さんに作り方を習い、取り入れた」と話す。

 「コンブチャはアジア発祥と言われ、欧米やオーストラリアではスーパーマーケットでも販売しているほどポピュラーな飲料。日本でも1970年代に『紅茶キノコ』の名前で流行したと聞いている。日本では昆布茶と思われてしまうせいか、コンブチャとしてはまだまだ知られていない」と宮城さん。

 現在は、「和紅茶」「ローズヒップハイビスカス」の2種類を用意。ストレートのほか、炭酸で割る客が多い。ビールで割ると「シャンディーガフ」のようになり、牛乳で割ると乳酸菌飲料のようになるという。オープン以来、珍しさから注文する客が多く、酸味に対しても初めての味を受け入れる人がほとんどだという。店内ではワイングラスで1杯748円、テイクアウトは300ミリリットル瓶で1,080円(空き瓶は50円でキャッシュバック)で提供。

 「国内でも自家発酵した生のコンブチャを飲める店はまだまだ少ない。逗子からコンブチャの良さを発信していきたい。今後、ほうじ茶やウーロン茶、煎茶など味も広げていく」と力を込める。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=16時~22時

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