「第12回エコ広場ずし」まつりが1月28日、逗子市民交流センター(逗子市逗子4)で開催される。主催は市民団体「逗子ゼロ・ウェイストの会」(久木)。
「水Do!」のセルローススポンジと「メリーゴーランド」の麻ひもの食器洗い
同会は2009(平成21)年、逗子の心地よい暮らしをより一層充実させるため、廃棄されてしまう資源の回収や有効活用、焼却に頼らない廃棄物処理の実現などで持続可能な資源循環型社会「ゼロ・ウェイストのまち逗子」を構築する協働事業として、行政や市内の環境諸団などと設立された。
活動拠点として、2012(平成24)年10月、市役所1階に「エコ広場」を開設。不用品のリサイクルやリペアなどを行っている。2015(平成27)年4月に逗子文化プラザ市民交流センターに移設。2023年7月からは空き家の一部を借りて新たな拠点「エコ広場ずし@仲町橋(赤い橋)」(逗子4)を設け、毎週月曜に活動している。年に一度の同まつりでは、この広場を通じて同じように脱プラスチックやアップサイクルを目指している14団体が集まる。
不用になったボトルをアップサイクルする「SWAN COFFEE」、子育て中の母親たちが参加して家で眠る布から小物に作り替える「ただいまおかえりPROJECT」、不用になった服地や端切れをアップサイクルするアクセサリーアーティスト「THE HOLIDAY GIRL」、麻ひもで食器洗いを作る「メリーゴーランド」、アクセサリーを作るだけでなく修理も行う「YAYOI&Co」、脱プラスチック食器洗いとしてセルローススポンジを販売する「水Do!(スイドゥ)」、廃食油せっけん「きなりっこ」を量り売りする「W.Coグリーンベル」、竹の地産地消を目指す「逗子竹部」、洋服にペイントして蘇らせる「Over the Moon」などが出店するほか、おもちゃ病院、包丁研ぎ、着物のリユースなども行う。
同会の海野保子さんは「これまでも自然環境を守り、脱プラやアップサイクルについて活動している講師を招き、大勢の参加者に喜んでもらってきたが、その後、具体的に自分たちの暮らしをどうしたらいいかという行動に、なかなかつながっていないという課題があった。今回は『今、私たちのできること』をテーマに、日常、身の回りで使えるもの、ヒントになりそうなワークショップを中心にした。参加団体の皆さんの思いや活動を知り、来場してくれた皆さんがつながってもらえたら」と参加を呼びかける。
開催時間は10時~15時。12時30分から参加団体のプレゼンテーションも行う。参加無料。