市民団体「逗子プラごみゼロ活動を進める会」(逗子市久木3)が市民を対象に「プラスチック削減に関する調査」を行い、9月11日、報告書が完成した。
2020年7月に始まった国の制度「プラスチック製買物袋の有料化」を機に立ち上がった同会は、市内事業者を対象に同年、レジ袋削減、2021年にペットボトル削減、2022年にプラスチックごみ削減の調査活動を行った。今年は6月に初めて一般市民を対象にアンケート調査を行い、267人から回答を得た。
設問は、「プラスチック資源循環促進法を知っているか」「家庭で取り組んでいることはあるか」「マイボトルを持って外出するか」「給水スポットの設置を希望するか、またその希望場所はどこか」の4つ。
メンバーの一人、田中尚武さんは「プラスチック資源循環促進法は施行から1年たったが知らない人が4割弱で、周知が必要と感じた。一方、エコバッグを携帯している人は76%、マイボトルを持参する人は『必ず』『時々』を合わせると91%とかなり多く、意識の高さを感じた」と話す。給水スポット設置については90%と希望する市民が多かった。この報告書は逗子市長や環境都市部など関係部署、市議会議員らに届けたという。
田中さんは「この報告書が行政の環境への取り組みの一助になれば」と期待を込める。報告書は同会で配布している。