キッチンカー7台が出店するイベント「キッチンカーニバル」が9月17日、亀岡八幡宮(逗子市逗子5)境内で開催される。主催は逗子キッチンカー連絡協議会。
8月8日に立ち上がった同協議会を周知するため初めてイベントを企画した。正会員になった7団体(丘の上のお弁当屋さん、おでん大学、Harunire、バンザイ フード トラック、ひなたカフェ、来楽、逗子市商工会)のキッチンカーが出店する。
コロナ禍以降、屋外イベントや祭りなどの再開が増えているが、昨年6月から、会場で調理を伴う飲食の出店に対して保健所への申請・許可が必要となり、衛生面での指導も厳しくなった。そのため、営業許可を持つキッチンカーの需要は高まっているという。同協議会副会長の田中若葉さんは「今年の夏は毎週末、イベント主催者から声をかけていただき、断らざるを得ない状況だった」と話す。
同協議会について、会長の山口学さんは「キッチンカー事業者が販売場所や販売機会を確保する方法は少なく、イベント主催者などがアプローチする窓口がないという声を聞いていた。地元との関係性づくりを推進し、キッチンカー事業を継続・成長させることで地域貢献につなげたいという思いから、連絡協議会を設立した」と開設時の記者会見で話した。
イベント当日はキッチンカー出店のほか、ステージプログラムとしてNAOYUKIさん(元NiM2)の音楽ライブ、輪投げ大会、ビンゴ大会なども行う。
さらに当日、逗子市との防災協定締結式も予定しており、災害時に被災者へ飲食を提供するなどの地域貢献も視野に入れる。山口さんは「地元ならではの協力ができれば。イベントに来ていただき、協議会を知っていただきたい。仲間や賛同してくれる方が増えれば」と期待を込める。
開催時間は11時~19時。