逗子市が現在、市内在住の65歳以上を対象に、運動とスポーツの習慣化促進事業「てくtec(テク)逗子」の参加者を募集している。
機器を使うことによるテクノロジーの「テク」、歩く技術を学んでもらうことによるテクニックの「テク」をかけ合わせて名付けた事業も3年目を迎えた。
参加者には歩数やカロリー消費量が計測できる手のひらサイズの機器「活動量計」が渡され、毎日のデータは自分のスマートフォンやパソコンに設定する「マイページ」に自動的に記録される。運動することにより体重や内臓脂肪、筋肉量などの変化を確認できる。今年からはスマートフォンのアプリでも参加できるようになった。
これまで、市内の史跡ツアーや自然散策ツアーに参加できたり、運動の基礎講座などで歩き方のコツを学べたりしたが、今年は小型エアロバイクの貸し出し(30人限定)やeスポーツ(太鼓の達人)体験などの特典が増えた。
eスポーツの指導を担当する逗子市スポーツ協会の逗子アリーナ館長、中川晴美さんは「eスポーツは画面に向き合っている人だけでなく、順番待ちをしている人たちも一緒に身体を使って楽しめるようサポートする。体育館もやっとコロナ禍前のにぎわいに戻りつつあるが、出かける習慣をまだ取り戻せていない人のきっかけになれば」と話す。
企画担当の同市社会福祉課の堀田昌希さんは「この企画は8月~12月となっているが、暑さが収まる9月から散策ツアーなどを予定している。今年からスマートフォンでも申し込めるので、まずは説明会に来ていただければ」と呼びかける。
申し込みは逗子市社会福祉課まで。参加無料。参加者セミナーを開く7月28日まで受け付ける。