逗子海水浴場(逗子市新宿1)が6月30日、三浦市和田海水浴場に並んで関東(都内島しょ部除く)で一番早い海開きとなった。
朝8時30分、桜神宮逗子分社(桜山6)の神主による安全祈願の後、逗子市と逗子海岸営業協同組合の主催で海開き式が行われた。
桐ケ谷覚逗子市長は「コロナ禍の制限がなくなった今年の夏はいかに安全安心に楽しんでいただけるかが課題。防犯カメラを設置し、パトロールを重ね、酒類の持ち込み禁止も徹底していきたい」とあいさつし、「この海開き式に4年ぶりに逗子小学校5年生が参加してくれる。彼らのように22世紀まで生きる若い世代に、ブルーフラッグ認証を受けたこの環境の良さをしっかり残していけるようにしたい」と力を込めた。
同海水浴場は「安全で安心なファミリービーチ」を目指し、砂浜での飲酒や海の家でスピーカーを使って音を流す、他者を畏怖させる入れ墨やタトゥーの露出禁止などの条例を制定している。
式典の後、市長のカウントダウンの合図で、市立逗子小学校の5年生約200人が水温27度の海に駆け足で入り、しぶきと歓声を上げた。
「海の家」は新規出店が6軒と多く、飲食・売店・更衣室が34軒、ボートやスタンドアップパドルのレンタルなどが8軒。営業時間は原則20時まで。
遊泳時間は9時~17時。遊泳期間は9月3日までの66日間。
葉山町では7月1日に森戸海水浴場で海水浴場開き式が行われ、8月31日まで3つの海水浴場が開設される。