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逗子で東日本大震災から1年後の写真展 津波の恐ろしさ忘れないで

「ワーケーションで快適に過ごした逗子に感謝を込めて」と話す日本医学ジャーナリスト協会理事の渡部新太郎さん

「ワーケーションで快適に過ごした逗子に感謝を込めて」と話す日本医学ジャーナリスト協会理事の渡部新太郎さん

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 日本医学ジャーナリスト協会理事の渡部新太郎さんが主催する「東日本大震災1年後の被災地と元気の出る東北の写真展」が3月27日、逗子市文化プラザホール(逗子市逗子4)のギャラリーで始まった。

「東日本大震災1年後の被災地と元気の出る東北の写真展」の案内

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 大震災当時、東北大学大学院医学系研究科博士課程に在学していた渡部さんは「3月11日は都内でオンライン授業を受けていたので被災しなかったが、強いショックを受けた。1年後、日本医学ジャーナリスト協会が主催した1泊2日の取材ツアーに参加して現地の状況を直接見聞きし、貴重な写真も撮った」と話す。震災から10年目の年に都内で写真展を開き、今回はその2回目という。

 流されたバイクの置き場になっていた仙台市若林区の荒浜小学校、災害拠点になった石巻日赤病院、1階の診察機器が浸水した女川町立医療センター、ベッドや机が外に置かれたままの特別養護老人ホーム慈恵園、約600人の被災者を受け入れた南三陸町のホテルなど約30点の写真を展示している。「この10倍は撮ったからその一部」と言い、渡部さんは1枚1枚丁寧に説明した。

 渡部さんは「昨年一昨年の夏、逗子、葉山をワーケーションの拠点にして約20日間、快適に仕事をし、逗子海岸からの夕景に癒やされた。その感謝を込めて写真展を開こうと思った。逗子も海があり、市内を川が流れている。津波の怖さを改めて感じてほしい。写真一枚一枚とじっくり対話してもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は12時~19時。渡部さんは毎日、在廊する。今月29日まで。

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