ホスピタルクラウン(病院で心のケアをする道化師)などの活動をしている昭和大学大学院保健医療学研究科准教授の副島賢和さんの講演会「院内学級の子どもたちが教えてくれたこと~自分も 相手も たいせつにするかかわり~」が3月16日、逗子文化プラザ市民交流センター(逗子4)で開催される。主催は逗子市教育委員会。
講演会「院内学級の子どもたちが教えてくれたこと~自分も 相手も たいせつにするかかわり~」の案内
入院中の子どもたちが勉強する「院内学級」を担当している副島さんは道化師のように赤鼻を着けて子どもたちと接する姿が注目を集め、テレビドラマ「赤鼻のセンセイ」のモチーフになったり、NHK「プロフェッショナル」でも取り上げられたりした。
講演会を企画した市職員の一人、内山素子さんは「3年前に副島さんの講演を聞き、ズシンと心に響くものがあり、ぜひ逗子で企画したいと思ったが、全国に呼ばれる副島さんのスケジュールが昨年はいっぱいで、やっと今年、実現できた」と話す。「今日も自分が生きていることを受け入れ、根源的な自尊感情が持てていると、子どもは大丈夫ということを分かりやすく説明してもらったことが今も心に残る」とも。
内山さんは「病気の子どもを持つ保護者や先生向けの講演ではなく、誰でもが人との関わりの大切さを見つめ直す内容。多くの市民に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は9時30分~11時30分。参加無料。要事前申し込み。ライブ配信も行う。