学ぶ・知る

葉山小学校でウニに注目した環境プログラム ウニ堆肥コンポスト設置 

ウニ堆肥(手前のバケツ内)を利用したコンポストを設置

ウニ堆肥(手前のバケツ内)を利用したコンポストを設置

  • 26

  •  

 葉山小学校(葉山町堀内)が校庭にウニ堆肥コンポストを11月19日、設置した。

準備が整ったコンポスト

[広告]

 葉山の漁師、民間業者、ダイバー、学校、企業研究者らが2006(平成18)年に葉山アマモ協議会を設立し、葉山の海の主に海藻の保全活動をしている。その一環として葉山・芝崎海岸のウニ駆除を試験的に行ってきた。2020年12月からは日本料理店「日影茶屋」(葉山町堀内)の業務用生ごみ処理機「ヤサイクル」を活用して、駆除したウニを使った堆肥作りを行ってきた。

 当日は、葉山の森保全センター(葉山町上山口)の大塚裕也さんたちが近隣住宅から集めた無垢の端材でコンポストを作り、校庭に運び入れた。「日影茶屋」で作ったウニ堆肥は校庭の落ち葉などと混ぜてコンポストの中にセットした。

 同小学校保護者の齋藤由美さん、吉田みのりさんは同協議会の活動を知り、安達禎崇校長に相談したという。齋藤さんは「校長は葉山小学校に異動する前、一色小学校で協議会の方とアマモ場再生の授業にずっと取り組んでいたので、ウニ堆肥のこともご存じだったということもあり、すぐに話が進んだ。コンポストの設置は葉山の海と山をつなぐ環境プログラムとして子どもたちの教育にもなると思う」と話す。

 安達校長は「飼育栽培委員会の児童を中心に花壇を作って花や野菜作りの取り組みが始まっていたので、ちょうどいいタイミングだった。まだ実験段階だが、地域の人と保護者の協力を頂きながら続けられたら」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース