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葉山町長柄に夫婦で営むパン店 一日50~60種類が順番に並ぶ

8月8日にオープンした「アフロパン」店主の橋本新さん、真樹さん

8月8日にオープンした「アフロパン」店主の橋本新さん、真樹さん

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 葉山町の県道311号沿い、長柄交差点近くに8月8日、パン店「アフロパン」がオープンした。

食パンも数種類が並ぶ。モチモチ感が特徴

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 10年前に葉山に移住してきた橋本新さん、真樹さん夫婦が1年以上かけて内装を手がけた。町外の古民家で使われていた裁断板を天板にしてレジカウンターにしたり、天然木を新さんが什器(じゅうき)に仕立て直したりした。

 店主の新さんは「小さい頃から母親のパン作りやお菓子作りを手伝うことが好きだった。パン生地は同じように練っていても湿度や微妙な粉の配分で毎日変わる。そんな生き物のようなパン生地に寄り添うように仕事をしている」と話す。都内のパン店で経験を積んだ後、今後、次の世代に教えるためには理論も必要と日本パン技術研究所でも学んだ。

 創作パンが多く、80種類の中から毎日50~60種類のパンが焼き上がった順番に並ぶ。食パン、カンパーニュ、クロワッサン、フォカッチャ、バゲット、メロンパン、あんパンなどのほか、佐島の漁師「平敏丸」の釜揚げシラスとタコを使ったピザ、地元の野菜を素材にした調理パンなど。

 真樹さんは「『食事』として楽しんでもらえるパンを目指している。その日のパン生地の具合で焼き上がりの順番も適したパンの種類も変わってくるので、何時にどのパンが店に並ぶかは来ていただいた時のお楽しみに」と話す。

 店名について、新さんは「アフロヘアや酵母菌のように、絡み合いから生まれる出会いや広がりを大切にし、地域の皆さんやお客さんとつながり、食べることや作ることの楽しみを広げるお手伝いができたらという思いを込めている。子ども向けのパン教室などもやってみたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は8時~17時。日曜、第2・4月曜定休。

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