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逗子でiPadの楽器アプリ使ったバンドがコンサート 夢は地方公演

逗子文化プラザホールで行われたコンサートで、iPadを使ってバンド演奏を披露するパソコン教室の先生たち

逗子文化プラザホールで行われたコンサートで、iPadを使ってバンド演奏を披露するパソコン教室の先生たち

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 逗子文化プラザホール(逗子市逗子4)で6月24日、「ぱそこん塾新逗子教室」(逗子3)の代表、赤羽根龍一さん主宰の「第4回たのんコンサート」が開催され、iPadのアプリ「GarageBand」を使ったバンド6組が演奏を披露した。

iPadの楽器アプリの画面を説明する赤羽根龍一さん

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 同コンサートのタイトル「たのん」は、音楽様式の「カノン」のように、たくさんの音=多音とたくさんの才能=多能、そして楽しい音楽を略して「たの(お)ん」といういろいろな意味を込めて、次々と人が加わり、音の輪が広がっていくことをコンセプトに付けられた。赤羽根さんは「楽器をやってみたいと思った人が誰でもが楽しめることが大事」と話す。

 赤羽根さんの音楽好きは、子どもの頃、缶をたたいて遊んでいたら、祖母から音楽が向いていると言われ、オルガンを習い始めたことがきっかけという。小学校高学年の時、ビートルズやベンチャーズの流行に影響を受け、中学高校の頃からバンドを組むほどに。

 2002年にパソコン教室を始めた。赤羽根さんは、スマートフォンやiPadを使う人が急激に増えてきた5~6年前、楽器演奏ができるアプリ「GarageBand」を知り、しばらく遠ざかっていた音楽の楽しさがよみがえった。「最初は一人でいくつもの楽器を演奏して録音し、バンド感覚を楽しんでいたが、誰かと音を一緒に共有したいという思いが強くなり、パソコン教室の先生たちに呼び掛けた」ことがバンド結成の理由という。

 4回目となった今年のコンサートでは、パソコープ加盟教室の先生13人がギター、ドラム、フレンチホーン、オーボエ、ピアノなど約10種類の楽器をこなし、「サタデー・イン・ザ・パーク」や「君の瞳に恋してる」など3曲を演奏した。

 栃木県の先生など神奈川県内外から東京駅周辺のカラオケボックスに集合して、毎月4~5時間、練習する。「楽器はiPadなので、持ち運びが便利でいい。これも立派な楽器。楽器をやってみたいという人が途中で挫折して音楽から離れてしまうよりは、デジタルでもこうして仲間と楽しめる方法があることを知ってほしい」という。夢は地方公演。

 同教室で、アプリ「GarageBand」を使ってみたい人の体験は、土曜15時~。

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