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逗子・久木小学校1年生がエコプランターでアサガオ栽培 支柱は地域の間伐材使う

エコプランターに竹を立てる久木小学校の1年生

エコプランターに竹を立てる久木小学校の1年生

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 逗子市立久木小学校1年生約100人が7月11日、エコプランター「タマカラ」と地域の竹林整備で間伐材となった孟宗竹(モウソウチク)を使い、アサガオの栽培学習を行った。

完成したアサガオの鉢が並ぶ

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 環境学習にも積極的に取り組んできた1年の担任、大窪昌哉教諭は卵の殻を原料とするフィルムで作ったプランターについて学校教材を扱う「高山商会」(鎌倉市)の情報で知り、導入に踏み切る。保護者でつくる美化委員会に「予算はクリアしたが、支柱がないので協力してほしい」と大窪教諭は相談する。

 支柱になる枝は、近隣の竹林整備を行う市民団体「三浦竹友の会」に依頼し、学校近くの個人が所有する竹林の間伐材を譲ってもらうことにした。会のメンバー、松崎栄次さんは「しなっている孟宗竹(モウソウチク)も、枝を切り落とし、3~4カ月寝かせておくとまっすぐになる。間伐したものを子どもたちに有効利用してもらえてよかった」と話す。

 6月、5~6年生の環境美化委員会の有志と美化委員会の保護者が大窪教諭と500本の竹を取りに行き、長さ90センチにそろえた。

 栽培学習当日は、美化委員会の保護者が支柱を支える横木と同会が作った草木コンポストから堆肥を準備した。

 授業参観を兼ね、支柱に横木を麻ひもでくくりつけるなどは保護者が協力した。児童はプランターに穴が開かないよう用心深く竹を立て、アサガオのツルを巻き付け、堆肥をシャベルで入れ、水をやった。

 高山商会によると、全国101万人余の児童が使う従来のプラスチック製のアサガオ鉢と支柱などのセット教材により、日本全体で50万トン余のCO2が排出されているという。

 PTA本部役員の小野寺さんは「『タマカラ』というエコプランターを学校で導入するのは今回が日本で初めてと聞いた。久木小でのこの取り組みが近隣の小学校へ広まってほしい」と力を込める。

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