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逗子で「武士の時代の小坪」挿絵展示 ポケット版冊子で活動の縁広がる

ポケット版冊子「武士の時代の小坪」と絵はがき

ポケット版冊子「武士の時代の小坪」と絵はがき

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 4月に発行されたポケット版冊子「武士の時代の小坪」の挿絵原画の展示が6月3日、こだわりの雑貨と道具の店 紡氣(逗子市逗子5)の中2階で始まる。

ポケット版冊子「武士の時代の小坪」と原画、発行人の清久さん

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 ホームページ「小坪大百科」編集部(逗子市小坪)が発行した同冊子。2007(平成19)年、都内から小坪に移住してきた発行人で編集者・翻訳者の清久尚美さんは「気持ちのいい自然や個性的な店をはじめ小坪の魅力を発信したくてホームページを作った」と話す。

 冊子は同ホームページに掲載した読み物6話を歴史漫画家・挿絵家の佐野絵里子さんの挿絵を添えて発行。平安時代末期に起きた「小坪坂の合戦」や源頼朝がかわいがったとされる女性・亀前の一連の騒動、小坪に存在したとされる山城・住吉城の戦いなどを現在の地理を踏まえて紹介している。

 表紙は、佐野さんが大好きという鎮西八郎為朝が伊豆大島から遠矢を射る図で、冊子には矢をたどる先に小さな仕掛けもある。

 清久さんは「冊子は仕事としてではなく、私が作りたいように作ったもので、作ったことで出会いがあり、縁が広がっている」と笑顔を見せる。

 価格は160円。「プラスお志」と併記した。寄せられた志を海の環境保全活動に寄付したいという。

 清久さんは「この価格ならば自分の分と誰かにプレゼントする分とを買ってもらえると考えた。できることは少ないが身近な自然も守りたい。冊子が種となって縁をつないでくれれば」と話す。

 展示スペースの営業時間は10時~18時。水曜木曜休み。6月28日まで。冊子は紡氣ほか小坪地域のカフェやスタジオ・オーク(毎月1~7日ギャラリー営業)などで販売している。

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